《ぱら☆あみ》スポーツ (愛称/ぱらスポ)
 「第8号(週刊大爽快別冊増刊 通算第八号)


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新・整備新幹線構想実現へ
生まれ変わる、都電荒川線!


 景気対策の名の下、一時凍結されていた在来線利用の新規格ミニ新幹線 “整備新幹線構想”が次々と実現へ向けて動き出しているが、巨額の財政赤字を抱える東京都では、財政再建のための景気回復最後の切り札として、 「路面電車である都電荒川線の新幹線化」の方針を打ち出した。 先の都知事選では “荒川新幹線”推進派候補が当選したこともあり、実現は確実な見通しだ。
 秋田新幹線 “こまち”を参考に、名称 “したまち”も決定し、早ければ 2003年には営業運行を開始したいとしている。
 一方専門家らの間からは 「在来線を利用するにも程がある」と、疑問の声が挙がっている。

 今回新幹線化が確実となった都電荒川線は、東京都唯一の路面電車。 王子電気軌道株式会社として明治44年に開業し、最盛期には41系統、総延長距離213kmにも及んだが、その後のモータリゼーションの波にのまれ路線廃止が相次ぎ、荒川線が最後の路線となっていた。
 しかし自動車渋滞による排ガス・環境問題の観点から、欧州を中心に都市部の路面電車の有効性が急速に見直されると、東京都では、そうした路面電車への追い風に注目。 かねてから地域に密着した経済効果の見込める路面電車の有効活用を模索していた事もあって、この 「新幹線化」計画に弾みがついた。

 運行自体は東京都の直営から民間の活力も導入し、セクター度をより1つ強化した 「第4セクター方式」で行い、専用の車両もノウハウを持つJR東日本に協力を依頼、都市部の路面新幹線と言う特殊性を考慮し、最高速は 60〜70km/h台に押さえたものを開発すると言う。

 三ノ輪橋−早稲田間の路線中には “おばあちゃんの原宿”とげ抜き地蔵に近い 「庚申塚停留所」や、著名人が多く眠る事で有名な雑司ヶ谷霊園に近い 「雑司ヶ谷停留所」もあり、 “少子・高齢化”時代に向けたシルバー世代向けの将来性のある事業として、この計画を強力に推進するとしている。

● 路面電車事情に詳しい、
   岐阜海洋大学庶務課係長代理 我胆誤頓珍々氏のコメント。

 起点から終点まで1時間足らずの、いわゆる “ちんちん電車”路線を新幹線化するなど、意図不明のプランでデタラメと評さざるを得ない。 また運営難にあえいでいるケースの多い第3セクター方式を捨てたのは英断だが、それが第4セクター方式と言うのも、いささか安易ではないだろうか。 せめて、第5セクターくらいは言って欲しいものだ。

 ただし、お年寄り等に配慮して停留所のバリアフリー化を更に推進するなど、利用者に対する細かいサービス計画には評価すべき点もある。 景観論争もあろうが、一部の停留所では7〜8階建てのステーションビルタイプの 「停留ビル」に改装するとのプランもあり、実現すればその経済効果には計り知れない可能性があるだろう。

次号へ続く
 都電荒川線と云えば 「トデーン」ですが(笑)、何故か “あずさ2号”が挿入歌でしたから、新幹線もアリかと… (無理がある上にセラムン見てない人はさっぱりぷ〜ですね (^-^;)

 ぱら☆スポネタ向きの事件が最近結構あったのですが、UPする機会を逸してしまい、こんなしょ〜もないネタになってしまいました。 いずれUPし損なったネタもこっそり掲載しようと思いますので、またおつき合い下さいね〜 (^-^;)/

「《ぱら☆あみ》スポーツ第8号」

(うっ!:99年4月27日付)  

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