同人用語の基礎知識

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日々更新される日記サイトなどがその中心となっています

 基本的に毎日内容を更新する、日記的なウェブサイトの総称で、ウェブ上のログ (日誌)、web log の略称としてブログ、blog と呼ばれます。 アメリカの 「Movable Type」 や 「Blogger」 といったブログ運営を支援するソフトやサービスを利用したものが代表で、大手マスコミなどの配信するニュースを個人で掘り下げたり、特定のジャンルのものを集めて論評したりの、個人ニュースサイトやテキストによる日記サイトなどが内容の主な中心となっています。

Movable Type  とりわけ有名なブログ支援ツール、「Movable Type (ムーバブル・タイプ)」(2001年/ Six Apart/ シックス・アパート) の発展もあり、アメリカ発祥のサービスやウェブサイト運営形態のように思われますが、日本でも昔からほぼ毎日更新の個人ニュースサイトや日記サイトが無数に存在し、また一般的なウェブサイトより簡便に運営、管理が可能なウェブコンテンツ管理サービスがたくさん立ち上がっていました (「さるさる日記」 や 「はてなダイアリー」 などのレンタルウェブ日記スペースあたり)。

 ただしアメリカの支援ツールはコメント機能や更新情報の自動反映、同じテーマのブログやエントリー (トピック) 同士を強力に結びつけるトラックバック機能、画像のアップロードやジャンルごとのエントリーの分類整理、文字装飾タグなどの自動挿入など便利な機能が極めて簡単にブラウザ上からリアルタイムに行える特長があり、そうしたシステムを利用したり、あるいはそうした 「仕様」 を積んだものを 「全く新しいメディアだ」、すなわちそれが 「ブログだ」 と定義する強いインパクトがありました。

強力な他ブログとの連携機能と更新のし易さで個人サイトの主流に

ぱらあみブログ版  当初は自分でサーバを立てるなり、サーバをレンタルするなりして「Movable Type」 をインストールする必要がありましたが、こうしたシステムを無料、もしくは安価でレンタルするサービスがアメリカをはじめ各国で次々立ち上がり、「ウェブサイトやホームページを作りたいけど、HTMLも分からないしFTPもわからない」「面倒で難しい」 と感じていたライトユーザを次々引き込む手軽さがありました。 現在はそれまであった 「日記サイト」 などはもはやブログとは呼ばず、ウェブコンテンツの管理システムとしてこうしたソフトウェアを利用した形式のものを、そう呼ぶようになってきています。

 2002年から2003年ころにかけて日本でもシックス・アパートの Movable Type、TypePad などのローカライズ (日本語化) のカスタム版などが出回り、大手ポータルやプロバイダ系の企業がこぞってブログサービスを開始したことにより、一気にブログは市民権を得、爆発的な数が立ち上がりました。 各企業はアクセスを稼ぐ人気ブロガーを育て盛り上げるべくアクセスランキングやポイント制、賞金制のブログ企画を多数立ち上げ、またアイドルやスポーツ選手などの著名人のブログを多数誘致。 1997年〜1998年頃の 「ホームページブーム」 を質量ともに上回る規模で増殖をし続けています。

ブログ大国日本

 アメリカの blog 検索サービス Technorati の調査によると、2007年第4四半期での世界の blog エントリー数における日本語のシェア、占有率が 37%で、英語を抜き全ての言語のトップになったそうです。 英語がネットの世界ではほぼ世界共通語であるのを考えると、人口が1億2千万いるとは云え、ちっぽけな島国 日本のローカル言語が他の全ての言語を圧倒しているのはすごいですね。 日本人の新しいものに飛びつく民族性、記録好きなところ、さらにネット環境が先進国の中でも飛びぬけて進んでいるってのがあるんでしょうが、一方で世界最大の掲示板や巨大なソーシャルネットワークもあるわけで、「日本人、どんだけネットが好きなんだよ」 って感じがします。

 blog が blog として日本で広まってしばらく経ちましたが、初期に立ち上げてずっと維持している人の中には、過去の自分のエントリー (記事) と、現在の自分のエントリーの論調や自分の考えとに差異が生じて困ったり悩んでいる人も結構いるようです。 筆者は blog は 2004年に HTML で作ったサイトの日記を転載する形で始めましたが、大元の日記は 10年以上前からつけていて、さすがに 10年ともなるとものの考え方も結構変わってきてますし、当時の世間の空気では許容されていたとしても、今の空気ではダメになってるようなこともあったりして、今後は blog をつける人は大変だなぁ…って感じがしますね。

 blog 炎上の最大の原因は過去もしくは現在の武勇伝 (悪いことしちゃった系) と書いてある内容の矛盾 (以前書いていた内容と違う、云ってることとやってることが違う系) ですが、こういうのは時間が経てば経つほど、際立って見えてきてしまうものです。

 個人の単なる思い付きの文章でも、それが何年、何十年と積み重なって行くと、その文章には重みや価値がつくと思います。 他の人がどう考え、どう思ったのか、そういうものを簡単な検索で見つけ出し、共有できるのは、大マスコミばかりが幅を利かせていた時代とネット時代との最大の違いです。 炎上には blog 管理人の間違いやミスが付き物なんでしょうけど、一度の炎上で、何年も続いている blog が消えてしまうのも切ない話です。 あからさまな犯罪自慢はまずいでしょうが、ブログをつける側も、そしてそれを見る側も、他人の考えには寛容第一で接することができると良いですよね。

炎上するブログ…個人情報を暴かれさらし者にされてしまうブロガーも続々

 気軽に開設し、更新のできるブログは、一般人がネット上のコンテンツを利用し消費するだけでなく、情報やコンテンツを発信する側に簡単に立つ事ができる環境をもたらしました。 結果、ネットの持つ怖さや危うさをなんら認識せず、不用意に問題のある発言やエントリーをアップしてしまう人が次々現われています。 ブログ開設者に対して批判的なコメントや罵詈雑言が殺到したり、個人情報などを追跡され追い込まれてゆく様は、「炎上」 と呼ばれます。

 こうした現象は、ブログ時代になってから突然出てきた現象ではなく、ホームページ (ウェブページ) でも、その前のパソコン通信の時代でも、独りよがりのおかしな意見や社会通念上許されない行為や振る舞いの報告などをネット上でする人 (俗に痛い発言をする人、痛い人…なんて呼んだりしますが) はたくさんいましたし、その人たちのサイトや掲示板が荒れたり炎上 (「バトル」 なんて呼び方もあります) することは良くあることではありました。

 ところがブログでは 「ブログ同士のつながりが強力」 な上に、たいていは掲示板など用意しなくてもコメントができる機能がついています。 結果、昔と同じ内容でも 「より強く大規模に」、さらに 「よりスピーディーに」 ブログが炎上し、お祭り騒ぎになるケースが多くなってきました。

必要以上に萎縮する必要はありませんが、想像力を働かせるのは大切です

 たいていのブログは、広く世間に自分の意見を表明する…というよりも、仲間うちで読んで楽しんでもらうための内輪のものだったり、自分自身のつぶやきや愚痴、備忘録みたいなものだったりします。 けれどそれらは世界中誰でもがいつでもどこからでも閲覧できる環境にあるものだとは、たまに思い出してみても良いと思います。 まぁあたしも人のことを云える立場じゃないので、気をつけなくてはならないなぁ…なんて思ったりもするんですが (^-^;)。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2003年10月20日)
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