以前勤めていた IT関連のある会社での事ですが、トラブルに備えた待機が主で、のんびりした一日を良く過ごしていました。 休みがほとんど取れず日曜も出勤でしたが、遅い始業のおかげで朝の通勤時は電車も空いていましたし、将来の職業は 「アパートの管理人さん」、「古本屋のオヤジ」になりたい渋い子供だったこの私、段々と慣れて来るにつれ、随分とその環境をエンジョイするようになっていたものでした… (^-^;)。
ところで仕事先には、もっぱら私の他、ちょい年下の連中が何人かいたんですが、彼らの行動パターンを見ていると、いろいろと新しい知識を得るトコが多いですね。 暇な時に彼らは会社のパソを使ってメール飛ばして遊んでいたりするんですが (立場が立場なんだから、注意しろよ! σ(^-^;)、脇でどれどれとのぞき見していると、私のようなパソコン通信出身者から見ると信じられない内容のメールを送っています。 例えば 「お元気〜」とか、「今何してるの〜」とかの、署名もタイトルも何もない一行だけのメールとか。
恐らく携帯電話とか、ちょい前のポケベルなんかのメールと同じノリなんでしょうけど、「○○さん、こんにちは。 いつもお世話になっています、窪田光純です…」 なんて挨拶文から始まるフツーのメールを送ったり貰ったりしていたこの私、ちょっとした文化の差を感じてしまいます (世代の差…ではないのは、年下と云っても2〜3歳くらいしか違わないからです(笑)。
現実に世代の差があると思われる10代20代の連中は、また全く違ったロジックと目的で、メールしているんでしょうねぇ…。 そもそもパソコンを 「パソ」なんて云わないし (^-^;)。
考えてみれば、私の様な世代で私のような文化を持っている人間って、
手紙 → 電話 (FAX) → パソコン通信e-メール
ってな過程を経て現在に至る訳ですが、10代の人って多分、手紙はもちろん、ポケベルすら通り越して、携帯電話 e-メールから直接現在に至っている訳ですよね。 もちろん私と同世代のパソ通出身者だって、チャットみたいな一行メールや会議室への一行発言する人はいましたけれど、う〜ん、今後はその傾向に、ますます拍車が掛かるんでしょうか。 “eメール” ってわざわざ “e” を付ける呼び方も、もう古い気がしますしね。
まぁ大した内容もないくせにダラダラ長い前置きが続くメールや発言も困りものですし、どちらが良い悪いではなく、単純にスタイルの違いなんでアレですけど、全てが一緒くたのインタネットの世界で、あれこれ旧来のマナーやエチケットを説くことの無意味さを、浮き彫りにする事象ではあります。
初出/ 2000年5月28日
喫茶《ぱらだいす☆あ〜み〜》Homepageより転載