同人用語の基礎知識

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目立たないけれど、控えめな慎ましさが萌える 「地味」

 「地味」 とは、装いや態度に華やかさがなく目立たない状態や、そうしたたたずまいの人を指す言葉です。 本来は出しゃばったりせず控え目で慎ましく、飾り気のない質素・自然・ありのままといった美徳でもあるのですが、現在ではおおむね明るさや快活さ、新しさやわかりやすい楽しさ、煌びやかな美しさに乏しいイメージで受け取られることが多いでしょう。

 引っ込み思案で 根暗陰キャ、あるいは顔に際立った特徴がなく目鼻立ちものっぺりしている、単純にブサイク・ブス・ダサい・イモい の言い換えのような ネガティブ なイメージを持つ人もいます。 他者に対して使う一方、自虐的 に自称することも多いでしょう。 対義語は 「派手」 です。

 「地味だ」 などと形容動詞として使われる一方、指し示す対象を接尾して使われることも多く、例えば地味な男性なら 「地味男」(じみお)、女性なら 「地味女」(じみじょ)、顔なら 「地味顔」、服なら 「地味服」 といった云い回しで使われます。 使われる文脈にも寄りますが、単に目立たないというだけでなく、古くさかったり面白みに欠けるといったイメージもあり、あまり好意的な意味で使われることは少ないでしょう。

創作物の 「地味」 は萌え要素のひとつとしても人気に

 一方で創作物における キャラクター としては、前述した控え目やありのままといった美徳が前面に出され、真面目、誠実、一途といった一般に好ましいとされる要素も加えられることがあるでしょう。 これは創作物だけに ルックス の美化がされ、地味といいつつ目鼻立ちが整っていて、外見の美醜ではなく純粋に内面の地味か派手か、あるいは控え目か出しゃばりかに違いがフォーカスされる点が大きいのでしょう。 これは地味だとされる芸能人やタレントなどもそうで、一般にやや強めの 萌え要素 のひとつともされます。

 地味に近い ニュアンス を持つ言葉には 「渋い」 もあります。 いわゆる 「侘び寂び」 にも近い感覚で、目を引く表面的な派手さはないけれど、飾らない本質的な美しさや通好みの魅力がある、シックで大人っぽい深みがあるみたいな意味でしばしば使われます。 1980年代あたりの不良やヤンキー、つっぱりの世界では、男女問わず 「かわいい」 は侮蔑のために用いられることも多い言葉で、「渋い」 が誉め言葉だった時代もありましたが、今ではあまり使われなくなった気もします。

マイナー・マニアックといた意味にも

 地味が目立たない、控え目といった意味であるため、マイナー やマニアックすぎるといった意味で使われることもあります。 例えば 同人 の世界で云えば、流行りの ジャンル に対して目立たないジャンルを 「地味ジャンル」 と呼ぶなどです。 何が地味に当たるかはそれぞれですが、批評・評論や研究、資料系ジャンル、ピークを過ぎたジャンルや 学漫オリジナル あたりがそう呼ばれることが多いかもしれません。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2007年11月25日)
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