シコタホア/ 同人用語の基礎知識

ハングル→日本語翻訳のスパム文字化けで「シコタホア～」

(･∀･)ｼｺﾀﾎｱ!!

シコタホア
のアスキーアート

　「シコタホア」とは、無意味に掲示板などにレスとして書き込む謎のカタカナ文字列、正体不明なカタカナキーワードのことです。　通常は半角カタカナの「ｼｺﾀﾎｱ」で、アスキーアート（顔文字の（･∀･）を使い、ある種の「挨拶」のようにして使う場合もあります。

　使われる場所はネットの世界で、後に現れたコッックーカーキョッッョやコッッョオョッソともども、一時期猛威を振るったアダルトサイトのスパムメールに含まれていた謎のカタカナ文字列を元ネタとします。

　この「シコタホア」は、メールの件名（Subject）に含まれる文字列で、2002年夏ころから猛烈にスパム配信業者から送信が繰り返されるようになり（筆者にも連日数十通が届きました…）、スパムメールの集積を行っているウェブサイト（まとめサイトなど）で整理される一方、２ちゃんねるなどでも面白おかしく扱われ、謎の言葉、「シコタホア」とは何なのかのネタづくりなども行われていました。

　メール本体の内容的には、「シコタホア、ー偰タ・ロシコー・80％30ククソ・タ衂ミアンタ」「シコタホア、ー偰タ・ロシコー・80％30ククソ・タ衂シコタホア、ー偰タ・ロシコー・80％30ククソ・タ衂ミアンタヌヌ・ナテ！！」といった文字列となっていました。

「シコタホア系スパム」などとネーミングも

　その後2002年10月25日に、「シコタホア」の意味が分かった」と題するネットニュースが「ITmedia」に掲載。　発信元などからハングル（韓国語）の日本語訳メールの配信後の文字化けによるカタカナの羅列とされ、「シコタホ」は「大人、成人」「ア、ー偰」は「広告」の意味の韓国語の文字化けで、あわせて「シコタホア、ー偰」で「アダルト広告」との意味だと判明。　内容的には、アダルトな画像が見られるサイトの広告スパムだったようです。

　このスパムの正確な登場時期や初出は不明ですが、このニュースを発端にさらにネット界隈で流行し、主に韓国系のネタを扱う２ちゃんねるのハングル板などで頻繁に使われるようになりました。　使う場合には、前出した「(･∀･)ｼｺﾀﾎｱ!!」のほか、「シコタホア～」などと伸ばして使ったりもします。

　なおこれ以降、文字化けのあるスパムメール全般（ハングルかどうかは無関係）を、とくに「シコタホア系」のスパムなどと呼ぶ場合もあります。

ハングル → 日本語は謎のカタカナ用語の宝庫

　ハングルの自動翻訳をネタとする謎の文字列から発展し、ある種のネットスラングとなった言葉は結構あり、ホルホルやマトボッククリが良く知られています。　また意味不明ながらも、とりあえずはハングル由来と判明している謎の言葉には、ウェー、ハッハッハやマンセー、シュエエアィサィターアィーサィ、イシマタラなどもあります。

シコタホア

ハングル→日本語翻訳のスパム文字化けで 「シコタホア～」

「シコタホア系スパム」 などとネーミングも

ハングル → 日本語は謎のカタカナ用語の宝庫

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「シコタホア系スパム」などとネーミングも