かっちり・ざっくりとしたシルエットの 「ボックスプリーツ」
「ボックスプリーツ」（Box pleats） とは、主に女性用の スカート やカーテンなどに施される プリーツ （折ひだ） の一種で、布を左右から中央に向けて折りたたみ、折ひだを正面から見て左右対称を一対として、箱のような形 （凸 状） にしたものです。 「箱ひだ」 とも呼びます。 スカートの場合、折りひだが丈全体にかかるものもあれば、ウエスト部分からやや下がったあたりから縫い合わせて始まるものもあります。
箱ひだの数や形状にもよりますが、一般に プリーツスカート と呼ばれるスカートに用いられる ワンウェイプリーツ （車ひだ）（一方向に流れるように折りたたまれ、上から見るとギザギザになるもの） と比べ、かっちり・ざっくりとしたシルエットになるのが特徴です。 なお同じボックスプリーツでも折り方が逆 （反転） になったものは、インバーテッドプリーツ （逆箱ひだ） やプリクルー と呼びます。
ワンウェイプリーツに比べてひだ数が少なく、前後左右に一対ずつの計４つから８つ程度のものが比較的多いでしょうか。 とくに 実在学校制服 の ジャンスカ などでは、前後に２つづつの計４つ程度のひだをつけた ボックスプリーツスカート をよく見かけます。 架空制服でよく見かける、前後にボックス、左右にワンウェイをつけた左右対称に見える前ひだや前箱ひだと呼ばれるものもあります。
プリーツにはこのほか、細かいプリーツが不規則に並ぶギャザーがあります。 プリーツがなく身体にフィットするスカートは タイトスカート と呼びます。 ギャザーやタイト、あるいは フリル などは 制服 のスカートでは数が少ない例外のような存在ですが、マンガ や アニメ といった創作物に登場する架空制服では様々なバリエーションが試され、何でもありの状態ではあります。
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