ボックスプリーツを裏側から見たような形状 「インバーテッドプリーツ」
「インバーテッドプリーツ」(inverted pleats) とは、女性用の スカート やカーテンなどに施される プリーツ (折ひだ) の一種で、ボックスプリーツ (箱ひだ) を裏側から見たような形状のプリーツのことです。 逆箱ひだとかプリクルー (pli creux) と呼ぶこともあります。
ボックスプリーツは、布を左右から中央に向けて折りたたみ、折ひだを正面から見て左右対称を一対として、箱のような形にするプリーツのことです。 一対のプリーツの山折り部分が外側になるのがボックス、内側になるのがインバーテッドとなります。 凸 と凹ですね。 ちなみにインバーテッドとは、英語で反転・逆のといった意味の言葉です。
元々は 軍事 のためのトレンチコートに用いられていたもので、その後 ファッション のための装飾技法として広まり、コートやジャケットなどの トップス にも良く用いられます。 プリーツが入ることで動きやすくなりますし、単色・無地 の衣服に立体的で動きのある装飾感や表情をつけることができます。
なお一般的な女性の プリーツスカート、とくに 制服 などのスカートに用いられるのは ワンウェイプリーツ (車ひだ) が多いのですが、これは正面から見るときれいな左右対称とならず、絵 や イラスト として描こうとすると向かって左側が描きにくい、ポーズなどによってはあまり 映え ないという問題があります。 その際、正面にボックス、背面にインバーテッドの折ひだをつけ、左右にワンウェイをそれぞれ後ろに向けてつけることで左右対称のシルエットにすることがあります。 こちらは前ひだや前箱ひだみたいに呼ぶこともあります。
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