目印だったり象徴だったり…「アイコン」
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写真を使ったアイコンの例 |
「アイコン」 とは、様々な物事を分かりやすく簡単な絵柄や イラスト で表すもの、それを目印や象徴、シンボルとして扱うこと、あるいはその図案、機能などのことです。 形状は様々ですが、おおむね正方形、あるいは真円形のものが良く使われるようです。
中世・現代ギリシア語の 「イコン」 が基となるラテン語 「icon」 を英語読みしたもので、アメリカの哲学者チャールズ・サンダース・パースによる記号分類の一つとして概念が広まりました。
キャラクタユーザインターフェースで電子機器に広く普及
その後、キャラクタユーザインターフェース (CLI) を採用したパソコンや ネット の各種サービスで使われるソフトウェアや機能の目印、起動のためのスイッチ (機能アイコン) や、利用するユーザーの目印 (ユーザーの分身のような存在となる アバター が描かれた 画像 によるアイコン、トプ画) などに対してこの言葉が使われ、現在ではアイコンといえばこちらの使用法の方が一般的でしょう。
とくにパソコンやスマホ (スマートフォン) の画面にあるソフトやアプリの呼び出し・起動するためのアイコンや、ツイッター のユーザーが自分のシンボルとして アカウント に登録する ツイッターアイコン などは、電子デバイスを使う人にとっては毎日目にするものでもあり、とても親しみのあるものです。
こうしたケースでのアイコン使用は、それまでキーボードなどで命令文やコマンドを打ち込んで呼び出し・起動する場合に比べはるかに簡単、かつ分かりやすく使うことができ、またユーザーや人物を一目で認識することも可能で、使い勝手が向上すると云えるでしょう。
なお元となったイコンという言葉は、現代ではキリスト教 (主に正教会) における宗教画を指す言葉として使われています。 イエス・キリストや聖人、天使 の姿や、様々な宗教的な出来事を分かりやすく描いた絵画となります。
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