ディスプレイの縦横比を示す 「アスペクト」
「アスペクト」(aspect) とは、何らかの物品・事象の外観や様子、様相、状況をあらわす言葉です。 「相」 と表現されることもあります。 対象に対して時間軸を持った扱われ方がされ、例えば電車に乗るなら、乗り込む、乗車中、下車や降車などなど、電車に乗る人が時間の流れの中でどう動いたり変化したり展開をするかといった使い方がされます。 文章表現では、「電車に乗っている」 みたいな云い方がアスペクトのひとつとなります。
似たものに動詞を規則的に変化 (活用) させる時制 (テンス/ tense/ 過去形・現在形・未来形) がありますが、日本語ではこのあたりの使い分けがあやふやで、あまり区別がつかず意識されることも少ないかもしれません。
一方、一般的な使われ方としては、テレビやスマホの 画面 の縦横の長さの比率を アスペクト比 と呼んだりします。 ワイドテレビ (横長テレビ/ HD) のアスペクト比なら 16:9 といった表記になります。
天文学や占星術で用いられるアスペクト
その他、おたく の間で比較的使われがちなのは、天文学におけるアスペクト (座相) でしょうか。 天体間の黄経差 (0度から180度の角度で表され、ホロスコープで示される) のことを指し、天体の相対的な位置関係や、それにともなう天文学的な影響や現象を分析する際に使われます。
一方、占星術では、天文学同様に天体間の角度関係を示しつつ、占星術的な 解釈 によってそれが何を示しているかを読み解くヒントに使ったりします。 例えば特定の天体がある角度になることで、その天体にゆかりのある人物の性格や運勢、これから起こる出来事を占うと云った使い方です。
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