同人用語の基礎知識

クロスセーブ

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異ハード間でセーブデータを共有… 「クロスセーブ」

 「クロスセーブ」(Cross Save) とは、主に オンライン でサービスを提供する ゲームネトゲ において、ゲームのプレイ内容を記録した セーブデータプレイヤー が使う複数のハードウェア端末 (例えばパソコンとスマートフォン、家庭用ゲーム機など) で 共有 するタイプの セーブ方式 を指す言葉です。

 システムはゲームを配信しているプラットフォーム側が提供し、プレイヤーはこのプラットフォームに アカウント を作り、ログイン する形で利用します。 セーブデータそのものはプラットフォーム側の クラウドサーバ に格納されており、端末でゲームを起動した場合、そこから読み込む (ロード) ことになります。 この方式のセーブ&ロードであれば、同じゲームを家にいる時はパソコンや家庭用ゲーム機で、通学や出勤といった外出時にはスマホや携帯用ゲーム機などで、データの引継ぎなどなく簡単にシームレスで遊ぶことができます。

 なお複数端末で同時に同じゲームを起動することはできない場合がほとんどです。 また異なるハードウェア端末を使うユーザー同士が同じゲームで対戦したり共同プレイを行うことを 「クロスプレイ」 と呼びますが、これもスマホアプリならともかく、家庭用ゲーム機に対応したゲームの場合、できない場合があります。

 アーケード端末 (ゲームセンターにあるゲーム筐体、AC) でのプレイとゲーム専用機、スマホなどとの連携が取れるタイプもありますが、セーブデータやプレイ履歴のごく一部の共有に留まるケースがほとんどです (例えばユーザー情報とか、一方の戦績や所持する キャラアイテム などがもう一方でプレイする時の有利な条件に使えるなど)。 これはセーブデータを丸ごと共有してゲームの続きをそのまま異ハードで行えるクロスセーブとは異なります。

そもそもクロスセーブが必要ないケースも

 クロスセーブの仕組みが用いられるのは、いわゆるアプリ (ソフトウェアをインストールする) タイプのゲームです。 別々のハードウェア端末にインストールされたアプリ同士でデータのやり取りや同期ができないので、間にプラットフォーム側のデータ保管機能が入る形になります。

 したがって、端末にインストールしないタイプのゲーム (ブラウザ上で動くゲーム、ブラウザゲーム (ブラゲ) などは、ネット にさえつながればそもそもクロスセーブは必要ありません (端末ごとにログインする必要はあるため、使い勝手はクロスセーブ方式とさほど変わりません)。

 現在さまざまなゲームプラットフォームがありますが、クロスセーブができるもの、必要ないもの、ゲームタイトルによってはできるもの、単に端末の変更 (端末とデータの移行) しかできないものなど様々です。 誤って自分の望みに合わないデータ共有になってしまわないよう、サービスや機能を使う際はよく確認してからにしましょう。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2015年9月17日)
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