そんな一般人がいるか! 愛あふれる? 「一般人の認識」
「一般人の認識」 とは、おたく や アニオタ、とくにロボット系 アニメ の熱心な ファン ではないごく普通の 一般人 の場合、ロボットアニメについての知識などないか、多少あってもたかが知れてる、といった意味の言葉です。
ただしこの言葉の 元ネタ となった 掲示板 2ちゃんねる の 書き込み から、自分の好きな 作品 が一般人の間でも知名度抜群といった ニュアンス で持ち上げたり、一般人の認識扱いしているけれど実際は一般人でも何でもない よく訓練された 濃い人 (濃人) であるとの ネタ 的な意味で使われる場合もあります。 「嘘つけ! そんな一般人がいるか!」 という訳です。
元となった書き込みは2010年4月10日に書き込まれたもので、その独特の内容と完成度から話題となり、コピペ のための素材に。 いわゆる 「一般人の認識コピペ」 あるいは 「ボトムズコピペ」 と呼ばれ、流行したものです。
一般人の認識コピペ
98 名前:なまえをいれてください[sage] 投稿日:2010/04/10(土) 15:34:42 ID:R/T68ueM
■一般人の認識
ガンダム:安室とシャーがたたかう話
エヴァ:パチンコ
マクロス:歌う
ギアス:知らん
ボトムズ:アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、
もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。
その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった 主人公 「キリコ・キュービィー」は、
味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。
作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、
町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。
その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。
「どう考えてもボトムズマニアの犯行」 と話題に
昔と違い今は、おたくっぽさやアニメ知識などがあまり忌避されなくなった、あるいは一部の若い人にとっては 「当たり前」 のような状態となっています。 とはいえ一般人はしょせん一般人。 いくらおたくの世界でメジャーな作品でも、一般人が持っている知識などは限られています。
この書き込みでは、ガンダムやエヴァといった一般でも知名度が高く 履修 した者が多いと思われる著名な作品も 「安室とシャーがたたかう話」「パチンコ」 などと、「しょせんその程度の知識しかない、知名度しかない」 と喝破します。 とくに知名度抜群と思われるガンダムでは 「アムロ」 を 「安室」「シャア」 を 「シャー」 と表記するなど、登場する キャラ を知っていたとしても浅い知識である、誤った覚え方をしているなどと悪しざまに表現しています。
しかしここで挙げられた作品タイトルの中でもとくにマニアックだと思われる 「ボトムズ」(装甲騎兵ボトムズ/ 1983年4月) に関しては、世界観 やあらすじなどを詳細に記述。 ある意味で 「一般人の間でも知っていて当たり前のボトムズすごい」 みたいな内容となっています。
さすがにこれが、本当にボトムズのコアなファンやマニアの書き込みなのかは議論の余地がありますし、語られている認識もやや怪しいところがありますが (というか、マクロス:歌うって時点でわりと知ってる人じゃんって感じもしますが w)、それはそれとして内容があんまりと云えばあんまりだったことから、「どう考えてもボトムズマニアの犯行」「目の前のボトムズファンが早口でまくし立てている姿が目に浮かぶ」「ぜったいむせてる」 などと話題に。 主にアニメファンが集う場所に貼られるネタコピペとして人気を集めたのでした。