同人用語の基礎知識

ストロング

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力こそパワー、強さこそストロング! 「ストロング」

 「ストロング」 とは、英語 (strong) で 「強い」「頑丈」「タフ」 などを意味する形容詞です。 形容する対象が人であれば肉体的な強さはもちろん、精神的な強さにも用いられます。 ごく 普通 の言葉であり、英語は元より日本でも広くカタカナ英語として様々な使われ方がされます。 格闘技におけるストロングパンチとか、軍事 におけるストロング砲とか、料理や飲料で味が濃かったり香辛料がよく効いていること、あるいはお酒のアルコール度数が高いといった意味で使うこともあります。 ガツンとした強さがあるといった意味ですね。

 ネットおたく の世界では、力強く自信満々といった本来の意味を誇張してやや逸脱し、力押し、ゴリ押し、肉体派、脳筋無慈悲、無理矢理、無茶、無鉄砲、慢心、身の程知らずといった ネガティブ な意味と、それを反転して揶揄するような ニュアンス での使い方もされます。

 例えばどう見ても勝ち目のない強敵相手に素手で立ち向かう姿とか、少し考えたらもっとマシな方法があるのにとりあえず力押しで突き進む姿をストロングと呼んだり、プロレスの世界で使われていた言葉を用いる形で ストロングスタイル と呼ぶなどです。 闘魂とか 根性、あるいは蛮勇や猪突猛進などに近い使われ方ですね。 誇張ではあるけれど、ストロング自体に精神的な強さの意味があり、また英語圏でも似たような皮肉っぽい使われ方がされることもあるので、別に誤用という訳ではありません。

対義語はウィークなれど…

 ストロングの対義語は、一般に 「弱い」 を意味するウィーク (weak) です。 ただし前述したネットやおたく的な揶揄を込めた使われ方の場合、エレガントや スタイリッシュ がよく使われます。 これはストロングでマッチョな人がしばしば暑苦しかったりもするので、スマートで涼し気、繊細な感じが対の概念だと 認知 されるからでしょう。 別に弱いという訳ではなく、敵や困難に向き合う際の方法や考え方が異なると云う訳です。 これらもそのまんまの意味で使う場合もあれば、皮肉や揶揄のニュアンスを込めた使われ方もあります。 純粋に弱さを表現する際は ヘタレ とか チキりシャバい雑魚 などが使われます。

 ちなみに弱点や短所をウィークポイントと呼び、逆に強みや長所はストロングポイントとなりますが、ただ日本ではウィークポイントはよく使われるものの、ストロングポイントが使われることは少ないかも知れません。 この言い回しが使われるとしても、強みや長所を指すというよりは、無鉄砲な人間が過信している役に立たない能力を揶揄するような使い方の方が目立つかもしれません。 キレて暴力に訴えるきっかけみたいな意味になることもあります。 ストロングになるポイントと云う訳です。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2012年2月7日/ 項目を再構成しました)
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