何かにつけて速足で駆け寄ってくる… 「シュバる」
「シュバる」 とは、呼んでもいないのに速足で駆け寄ってくること、出張ってくること、視界に入ること、あるいは口を出したり首を突っ込んだり、出しゃばってくることです。 マンガ などでキャラが画面に素早く現れる際に、擬音としてよく使われる 「シュバババ」「シュバッ」 がイメージされますが、この言葉自体は 掲示板 などで趣旨に反する独りよがり・自分勝手な レス を繰り返すような迷惑な人を揶揄する 「シュババババ(走り寄ってくる音)」 から来ています。 シュババババ を略してシュバるわけですね。
ありがちなのは、ネット で ゲーム やら アニメ やらの話をしていると、それをかぎつけて首を突っ込んでくる、クソリプ や ウザ絡み をしてくるといった感じでしょうか。 もっぱらネットの コメント や おたく の日常会話で使われますが、対象に対していくばくかの揶揄の ニュアンス がつくケースが多いでしょう。 空気を読まず勝手にやってきては早口で自分が話したいことだけ話す厄介な人みたいなイメージです。
一方、その使い勝手の良さから ネットスラング というよりは広く若者言葉のような広がり方をすると、自分のことを指して使うようにもなっています。 例えば Vtuber といった 配信者 の 配信 に駆けつけた リスナー が、コメント欄 に挨拶として 「配信中と聞いてシュバってきました」 みたいな使い方です。 元々この言葉に ネガティブ な ニュアンス があるため、それを逆手にとって 自虐的・露悪的 に使うみたいな感じです。
派生語に 「シュポる」 なども
似たような表現で、シュバってくる相手が鉄道マニアだったり、鉄道ネタに食いつくだけでなく興奮したりやたらテンションを上げている場合は 「シュポる」 と呼ぶことがあります。 汽車が煙を吐きながらシュポシュポと音を立てる様を模した表現で、鉄道の話をちょっとしただけの若い女性やアイドルに 絡ん だりする人を揶揄したり、とくに迷惑な撮り鉄などを罵倒する際にも用いられます。
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