同人用語の基礎知識

川崎市民プラザ

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初期コミケ、神奈川開催時期を4度にわたって支えた 「川崎市民プラザ」

 「川崎市民プラザ」 とは、神奈川県川崎市高津区新作にある、総合市民プラザホール (文化・スポーツなど、市民のための 公共施設) のことです。

「川崎市民プラザ」 の公式サイト
川崎市民プラザの全景
内部は開放的な巨大吹き抜け構造
内部は開放的な巨大吹き抜け構造
敷地内に大きな専用バスターミナル
敷地内に大きな専用バスターミナル
「川崎市民プラザ」 の公式サイト
「川崎市民プラザ」 の公式サイト

 市民の文化と健康を増進させ、福祉と余暇の充実を図るための複合施設となっていて、運営 は財団法人川崎市指定都市記念事業公社。 1977年4月21日に運営開始されました。

 施設は坂道を上がった広大な敷地に、ふるさと劇場や屋内広場、大小の会議室や展示室、広間、さらには宿泊施設や浴室、プールやレストラン、体育館や日本庭園までをそろえ、地域の市民の憩いの場として機能しています。

 イベント の開催が可能な会議室や展示室、屋内広場も、非営利イベントに比べると料金が割り増しの 設定 とはなるものの、営利販売利用も可能となっていて、他の類似施設と比べると破格の低料金だということもあり、同人誌即売会 などの イベント会場 としても、数は多くないものの使われてきました

 所在地・住所は〒213-0014 川崎市高津区新作1丁目19番地1号 です。

バス利用が便利な川崎市民プラザ

 交通アクセスとしては東急田園都市線 「梶が谷駅」 から市バス利用で乗車約5分の 「市民プラザ」 停留所で下車してすぐ、もしくは東急バス利用で乗車3分の 「梶ヶ谷5丁目」 を下車してすぐ、あるいは 「梶が谷駅」 から直接徒歩で15分、タクシーならワンメーターの距離となります。

 JR南武線、東急田園都市線の 「武蔵溝ノ口駅」 からは、市バスを乗り換えて12分ほどとなります。

 なお同じ川崎市内には、川崎市産業振興会館 もあります。 一般的に川崎で同人イベントといえば、産業振興会館を指します。

1980年から4回にわたり、「コミケット」 が開催

 川崎市民プラザが同人の世界で独特の存在感を持って知られているのは、かつてここで コミックマーケット (コミケ) が開催されたことがあるからです。

 それまで開催されていた東京都の大田区産業会館 (現在の 大田区産業プラザPIO) から引き継ぐ形で 1980年5月11日の 「コミケット14」 から4回連続でコミケが開催されたのが、この施設なのでした。

 なお開催されたのは、次の4回となります。


1980年 5月11日 「コミケット14」、参加サークル数 380、入場者数 6,000人。   9月14日 「コミケット15」、参加サークル数 340、入場者数 7,000人。   12月14日 「コミケット16」、参加サークル数 340、入場者数 7,000人。 1981年 4月5日 「コミケット17」、参加サークル数 400、入場者数 8,000人。
 

神奈川時代を経て初期コミケは第一期晴海時代へ…

 その後 1981年8月15日〜16日の2日間にわたり (初の複数日開催)、同じ神奈川県の施設でより大規模な 横浜産業貿易ホール に移転 (「コミケット18」)。 その後は 晴海 東京国際見本市会場TRC/ 東京流通センター に開催場所は引き継がれ晴海時代を迎え、「世界最大のコミックの祭典」 への道を突き進むことになります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2002年10月11日)
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