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京都国際マンガミュージアム

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マンガの資料展示だけでなく各種イベントも…「京都国際マンガミュージアム」

京都国際マンガミュージアム
京都国際マンガミュージアム

 「京都国際マンガミュージアム」(Kyoto International Manga Museum) とは、京都市中京区富小路通御池角に位置し、京都市、及び日本で最初のマンガ学部を持つ京都精華大学 (京都市左京区) とが共同事業として運営を行っている、マンガ 資料の保存・展示、及び研究やイベント開催などを行う常設総合マンガ 博物館 のことです。

 マンガや特定作家のための博物館や 公共施設 は大小様々なものが日本全国にありますが、この規模の総合博物館としては日本初となり、2006年11月25日に運営を開始。 日本のマンガのみならず、世界各国の名作マンガや貴重な各種資料など、約30万点以上の収蔵数を誇ります。

 公民協働とのコンセプトの元、2003年4月より大学側が中心となって設置が推進され、同年末に市と大学とで設置が基本合意。 マンガ博物館としての運営は京都精華大学が行い、土地と建物は京都市が提供することとなりました。 その後大学と市により運営委員会が組織され、管理運営は運営委員会と大学側が行っています。

 開館時間は原則として10:00〜18:00。 休館日は毎週水曜、及び年末年始で、観覧料は大人 500円、中高生 300円、小学生 100円となっています (特別展示やミュージアム内のイベントなどを除く)。

マンガと気楽に触れ合える、イベントも多数開催

京都国際マンガミュージアムの全景
京都国際マンガミュージアムの全景
京都国際マンガミュージアム入り口
京都国際マンガミュージアム入り口

 施設は大きく分けて、一般に開放されているギャラリーゾーン、資料収蔵ゾーン、研究ゾーン、地域のためのサービスゾーンとなっており、この他にミュージアムショップや飲食店なども併設されています。

 中でも同施設の目玉ともなっている、総延長140メートルに渡って続く書架に4万冊もの蔵書がズラリと並ぶ 「マンガ本の壁」 は、圧巻です。 また訪れて最初に目に入る、入り口から左手に広がる美しい芝生に覆われた旧小学校校庭であった中庭スペースも、開放的な雰囲気があって素敵です。

 京都国際マンガミュージアムでは、気軽にマンガに触れ合えるミュージアムを目指し、一部の蔵書をチケット制でレンタルし持ち出して読むことができ、天気のよい日などは、この中庭でマンガを読みふける若い人を大勢見ることができます。 筆者が訪れた時も、下記の写真のように賑わっていました。

 博物館だけに常設展示の他、ミュージアムが 主催 するマンガにまつわる特別展示も企画として定期的に催されていますが、それ以外にも、同人イベントコスプレイベント など、各種 イベント会場 としても利用されています。

 中でも コスプレ は、レトロな雰囲気のある建物が写真撮影にピッタリだと、とても人気があるようです。 すなわち、博物館としての意味だけでなく、マンガに特化した地域密着型の コンベンションセンター ともなっているわけですね。

 なおこの地域には、パルスプラザ (京都府総合見本市会館) や みやこめっせ (京都市勧業館) といったイベント施設もあり、よく利用されています。 音楽・コンサート関係では、京都会館 なども有名です。 全国屈指の オタク街 として知られる 寺町商店街 も比較的近く、観光名所である京都ということもあり、遊びに行って面白い行き先に困ることはないでしょう。

137年の歴史ある旧龍池小学校の校舎を利用した、レトロな雰囲気のミュージアム

ミュージアム中庭は憩いの場となっている
ミュージアム中庭は憩いの場となっている
運営母体となっている、京都精華大学 自在館 (マンガ学部)
運営母体となっている、
京都精華大学 自在館 (マンガ学部)

 京都国際マンガミュージアムのレトロな外観の建物は、1869年(明治2年) 5月21日に開校した旧龍池小学校の校舎を一部増改築して利用したものです。

 この小学校は日本における学区制の制定 (1872年/ 明治5年) に先立つこと3年の、日本初の近代的小学校のうちのひとつで、初期名称は上京第二十五番組小学校でした。

 龍池町の地名は、鎌倉時代に栄えた二条関白邸の二条殿にあった龍躍池からちなんだもので、同地域を龍池学区と指定。 学校の校舎は官費だけでなく、富裕な市民 (町衆) の寄付によるものが多かったとされ、総建設費は 2,000両だったと伝わります。 貨幣単位が円ではなく両なのが時代を感じさせますね。

 ちなみに京都市内には文字通り日本初の小学校となる、日本最初小学校 柳池校 (上京第二十七番組小学校 (柳池小学校)、及び下京第十四番組小学校 (修徳小学校) もあり、いずれも龍池小学校と同じ時期に誕生していますが、現在は取り壊され、跡地に石碑だけが残っています。

 京都市の中央部にあるため交通アクセス的には極めて便利なものの、その後の都心部におけるドーナツ化現象や少子化などにより昭和後期から平成にかけて児童数が減少。 1995年 (平成7年) に近隣5小学校と統合する形で廃校となり、龍池小学校は御所南小学校 (中京区柳馬場通) として再出発することになりました。

 しかしこの旧龍池小学校は歴史的に重要な学校であり、その校舎にも歴史的価値が認められることもあり、廃校後も施設は解体撤去されることなく、維持管理されることに。 しばらく学区民体育祭やお祭りなどに利用される傍ら、その後約10年後となる2006年に、現在の形、京都国際マンガミュージアムとして増改築され生まれ変わることとなりました。

 博物館として再利用されることに伴い、校舎本館や講堂、北校舎、正門、塀なども改修などが施されましたが、一部の外観部分、及び内装以外はほぼそのままの形で残り、ミュージアム転用後の2008年7月23日には、国の登録有形文化財にも登録されました。 外観といい中身といい、古いものと新しいものが共存する歴史の街、古都京都らしいユニークなミュージアム施設と云えるでしょう。

京都国際マンガミュージアムの交通アクセス

京都国際マンガミュージアムサイト
京都国際マンガミュージアムサイト

 所在地・住所は〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル (カーナビ入力用の住所は、〒604-0846 京都市中京区金吹町452)。

 交通アクセスとしては、京都市営地下鉄の烏丸線・東西線 「烏丸御池駅」 が最寄りとなり、北改札口2番出口より下車、烏丸御池交差点のハローワーク前からから烏丸通を北へ向かって50メートルほどの距離となります。

 バスを利用する場合は、京都市バスの15・51・65系統 「烏丸御池」 停留所を下車すぐ、京都バスでは61・62・6363系統 「烏丸御池」 停留所を下車してすぐとなります。

 駐車場施設はないため、公共の交通機関での利用が公式にアナウンスされています。 車で行くのは避けたほうが無難ですが、近隣に民間の駐車場施設はいくつかありますから、こちらを利用する手もあります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2007年11月12日)
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