対応がヌルすぎるな…もっと厳しくしなきゃならん！ 「ヌルい」
「ヌルい」 とは、生温いこと、手ぬるいこと、中途半端ではっきりしない、未熟、あるいは物足りないとか甘っちょろい状態の事です。 簡単だとか取るに足らないといった意味でも使います。 元々は少しだけ温かいといった言葉で、熱くもなく冷たくもないどっちつかずの半端な状態を指し、転じて熱量や厳しさのない様を表現する際にも使われます。 「対応が生温い」 みたいな使い方ですね。
おたく の世界ではニワカ・中途半端なおたくを ぬるオタ と呼んだり、難易度 が低すぎて物足りない簡単な ゲーム のことを ヌルゲー などと呼びます。 いずれも生温いと同じ意味です。
すっかり定着した 「ヌルゲー」 と 「無理ゲー」
とくにヌルゲーは、対義語である 無理ゲー とセットで、対象に対する難易度を表現する際によく使われます。 「今日のテストはヌルゲーだった」「この仕事は俺には無理ゲー」 みたいな使い方ですね。 このあたりは 日常 のあれこれでもよく使われ、時代を下ると おたく用語 やゲーム用語というより若者言葉、あるいは新しい日本語表現のひとつといってよいほどの使われ方をしています。
なお同じゲームでも動きがスムーズで ぬるぬる動く ものをヌルゲーと呼ぶこともありますが、あまり一般的ではありません。 ただし動きがぎこちなく カクカク するものをカクカクゲーなどと呼びますから、ヌルヌルゲーなら動きがスムーズなゲームを指すことが多いでしょう。 とはいえこのあたりは文脈にもよります （ヌルいの強調・過剰表現でぬるぬるを使うこともあります）。
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（同人用語の基礎知識/ うっ！/ 1999年３月２日）
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