キャラ同じだけれど方向性が正反対… 「逆カプ」
「逆カップリング」 とは、作品 中の キャラ 同士の組み合わせ、カップリング において、「方向性が逆」 という意味です。 略して 「逆カプ」「逆CP」 などとも呼びます。
方向性とは、カップリングでつきものの 受け と 攻め の方向性のことです。 例えばある作品でキャラAとキャラBのカップリングがあったとして、多くの 同人 の作品で、キャラAが攻め、キャラBが受けだった場合、その逆 (キャラAが受けでキャラBが攻め) の場合は、逆カップリング (逆シチュエーション) となります。
なお受けと攻めの役割分担がその時々で変わるものは、リバーシブル とか 双方向 と呼びます。
反主流派となると、待ち受けるのはイバラの道…?
どちらが 「正」 でどちらが 「逆」 かは、作品やキャラによっても異なりますし、二次創作 や パロディ の 元ネタ となる オリジナル の作品中に 設定 されているカップリング (公式カップリング) ともほとんど関係がなく、ある意味で 「作者 が自分がやりたいようにやれる」「正も逆もない」 のが、本来の姿ではあります。
しかし 受け と 攻め はそのキャラクターの性格そのもの、あるいは性格を把握した結果の印象に強く由来しますし、一般的には自分が本当に好きなキャラは 受け 側に設定する場合が多いので、その方向性が違うということは、「この 同人作家 は私の好みとは違う」、もっというと、「作品を正しく理解し、キャラクターの性格をきちんと把握できていない」 とも受け取れてしまいます。 そうなると、自分の好きなキャラを 「無理解」「誤解」 で動かされているように感じられ、しばしば感情的な トラブル の原因となったり、叩き へと発展してしまったりもします。
なおカップリングの組み合わせ、方向性でもっとも多数派となっているものを、とくに 「王道」(王道カップリング) と呼びます。 それに対して逆カプの場合は、「邪道」(邪道カップリング)、あるいは イバラ と呼んだりもします。