いろんな種類があって楽しいな! 「バリエーション」
「バリエーション」 とは、英語の variation のこと、変化や変形、変動をすること、あるいはそれにより変化したもの、種類が多いとか変種や異種、パターン 違い、派生といった意味で広く使われる言葉です。 例えば洋服の 色 や 柄 違いを色バリ (色バリエーション) や柄バリ、それらを含めて別バリと呼んだりします。 また変化に富むもの、多様性のあるものをバリエーションが豊富と呼んだり、それらが集まった状態をバラエティと呼ぶこともあります。
対義語は文脈によって異なりますが、一般的には単一とか均一、画一、均質、量産型、あるいは一貫性や整合性などが挙げられます。 英語なら uniformity (ユニフォミティ)、あるいは consistency (コンシステンシー) ですが、バリエーションやバラエティに比べて 日常 で使われることはあまりありません。 これはバリエーションやバラエティがメーカーや流通企業を中心に、商品販売の際によく使われる表現である一方、ユニフォミティやコンシステンシーはそうでないからでしょう。
バラエティと似た使われ方をする言葉にアソート (assort) があります。 分類するとか組み合わせる、調和させるといった意味ですが、お菓子などの詰め合わせの意味でよく用いられ、バラエティセットとかパックなどと同等の言葉として広く使われるようになっています。 同じものがたくさん入ったものは通常品扱いか、せいぜい増量パックとかお徳用みたいな呼び方となり、やっぱりユニフォミティみたいな呼び方はしません。
同人の世界では、よろずやアンソロといった呼び方も
同人 の世界では、複数の異なる ジャンル や モチーフ、テーマ の 作品 を詰め合わせた 同人誌 を一般に よろず と呼びます。 詰め合わせ本とかバラエティ本みたいに呼ぶこともありますが、あまり一般的ではないでしょう。 ただし時代を下ると、よろず、という言葉が廃れてきて、バラエティ本みたいな呼び方も増えてきています。 なお同一のジャンルやテーマの作品を異なる 同人作家 が描いて詰め合わせたものを 合同誌 や アンソロジー (アンソロ)、コンピレーション、コラボ などと呼びます。 こちらも同様にバラエティ本みたいな呼び方がされることもなくはありませんが、あまり聞きませんね…。
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