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アイデア出しから実施計画、予算・運営体制まで 「企画書」

 「企画書」 とは、ある 企画 を立ててそれを実現するに当たり、その内容を取りまとめた書類のことです。 もっぱら社内や関係者らの間で用いられ、その企画や事業に関する情報を 共有 し、また理解してもらい、同意 や承認を取りつけるために用いられます。

 似たような書類に提案書 (企画提案書) がありますが、こちらは社外や 顧客 らに対して用いられるものを指すことが多いでしょう。 内容はほぼ同一ですが、社内書類では必要のない会社の説明を加えたり、社外に公表できない機密情報は記載しないなどの違いもあります。 ちなみに金融機関や出資者に対するもの、公共施設 を用いた イベント などで当該施設や 会場、役所に届け出るものの一部などは計画書と呼ぶこともあります。 業者選定の競争入札における企画提案書なら一般にプロポーザルと呼ぶことが多いでしょう。 業者ではなく企画そのものの選定ならコンペ資料みたいに呼ぶことも多いかもしれません。

 企画書に記載すべき内容は様々ありますが、ざっくりと概要だけを A4 サイズの紙1枚にまとめたものは1枚企画書と呼ぶこともあります。 また企画内容を口頭で説明するために分かりやすくまとめたプレゼン用の企画書もあります。 こちらはプレゼン資料とか、作成の際に広く用いられる Microsoft のソフトウェア名からパワポ資料みたいに呼ぶこともあります。

 小さな企画や小さな会社ならラフなメモ書き程度のものに留まることもありますが、大きな企画、稟議に大勢が関わる大企業の企画や、外部の協力会社や取引先などにも提示する必要がある企画資料の場合、数十ページやそれ以上に及ぶ立派な企画書になることもあります。 体裁などは制作者次第ですが、見やすく読みやすい内容を心がけることが大切です。 また会社によっては社内文書用の テンプレート があって、それを利用して作成する場合もあります。

代表的な企画書のパターン

 企画書として必須となる内容としては、企画の目的や背景、具体的な提案内容、課題やターゲットの 設定 や期待される効果 (売上アップとか経費削減とか)、想定されるリスクとその対処法、および実施のためのスケジュールや予算、人員などの体制です。 企画書はこれらを根拠に基づいて論理的に説明し説得力を持たせ、見たものに企画の必要性や実現可能性を理解してもらい、同意や承認を得て実行を目指せるものである必要があります。

 とはいえ情報が多すぎて分かりにくければ逆効果になることもありますし、見た目に凝りすぎた企画書には中身のなさをごまかすような胡散臭さも漂ってしまいます。 極論すれば説得相手に最適化した体裁にすることが望ましく、そこまでくるとただの書類それ自体をどうこうすることがナンセンスだと感じられる部分もあります。 もちろん、そもそもの企画自体がちゃんとしていなければ意味がないのは改めて述べるまでもありません。

 企画書は会社や会社と取引のある個人が会社の人と予算を動かすためには必須のものですが、個人が一人で立ち上げて実施する企画では必ずしも必要ではありません。 とはいえ頭の中だけで考えるよりも文書として書き出すことで様々な課題も見えてきますし、実施途中で迷走しないためにも、企画の設計図ともいうべき企画書は作った方が良いでしょう。

 おたく同人 に近いところでは、新しい アニメゲーム の企画書が、しばしば話題になることも多いでしょう。 その企画の テーマコンセプト から、描かれる 世界観物語 の概要、登場する キャラクター設定画三面図 などによる説明が記載され、その一部はアニメ誌やゲーム誌などにも掲載され、作品 の魅力や内容を読み解くヒントを得ることもできます。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2001年6月11日/ 項目を分離しました)
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