同じ作業するにしても、楽しめるならいいけれど 「作業ゲー」
「作業ゲー」 とは、やることが多すぎる上にそれぞれが単調・繰り返しばかりであり、遊ぶというより作業をさせられているような プレイ 感が生じてしまう ゲーム のことです。
同じようなことをひたすら繰り返しやらされる (周回) ことから周回ゲーと呼んだり、似たような クエスト を繰り返し強要されることから、クエストにありがちな 「NPC から依頼を受ける → 達成する → 報酬をもらう」 を揶揄した 「お使い」 から転じたお使いゲー、脳死状態 (何も考えない) でひたすら同じプレイをさせられることから脳死ゲーという呼び方がされることもあります。
一方、とくにオンラインゲームで顕著ですが、様々なメインクエスト・サブクエストがあり、それぞれをどこまで消化したかのクエスト一覧に対して忌避感がでるという感覚もあります。 新しいクエストが追加されるたびに一覧 (リスト) もどんどん増えていきますし、とくに ガチャシステム を持つゲームなどの場合、ガチャで引いた キャラ なりカードなりごとに小さなクエスト (単に会話形式のストーリーが数分程度続くだけのものも多い) が用意され、やっていないクエストが増え続けることになります。
メインクエストと違いこれらは必ずしも消化する必要のないものですし、地道に一つずつ消化していくことにやりがいを感じる プレイヤー ももちろんいますが、膨大な未消化のクエスト一覧を見ると辛くなる、果てしない作業リストにも見えてうんざりしてやる気がそがれてしまう人もいます。 このあたりはクエストをどのような報酬や味付けで実装しているのかとか、プレイヤーの性格的な好き嫌いの部分にもよりますが、同じゲームやプレイヤーでも熱中している時は楽しくても少し飽きてくると辛くなるという部分もあり、どんな形で提供したらよいかは一概に決められない難しさがあります。
脳死プレイでコツコツやるのが好きな人も
ただし、同じことや同じ場所をひたすら 脳死周回 する、コツコツと少しずつポイントなりを貯めて目標を達成するといった遊び方が好きな人も少なくありません。 なので作業ゲーという言葉自体は必ずしも ネガティブ なだけの言葉と云うわけではありません。 人によってはポジティブな意味でゲームプレイを 〇〇する作業 などと呼ぶこともありますし、ちまちまとした作業にやりがいを感じて、むしろ良評価だと感じるような人もいます。
なお作業ゲーな上に理不尽な 難易度、さらに運要素が強すぎて苦労して積み上げたプレイ時間を叩き潰すような極悪なゲームは、とくに マゾゲー (マゾしかやらないゲーム と呼ぶこともあります。 そのゲームに飽きた人が 反転アンチ となり、引退 する際に 砂かけ の捨て台詞としてそう呼ぶこともありますが、今まさにそのゲームに ハマって いるプレイヤーが 自虐的 にそう呼ぶこともあります。





