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第3艦橋配備

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配属されたら死亡フラグ炸裂!? 「第3艦橋配備」

 「第3艦橋配備」 とは、宇宙戦艦ヤマトの艦底部分に飛び出す形で存在する予備の艦橋 (指揮所・ブリッジ) に配備 (配置、配属) されること、転じて 「危険な状態に飛び込むこと」「死地に行くこと」 という意味です。

かっこいい宇宙戦艦ヤマト
かっこいい宇宙戦艦ヤマト

 元ネタ ですが、国民的 アニメ 「宇宙戦艦ヤマト」(1974年10月6日〜1975年3月30日) に登場する架空の宇宙戦艦、ヤマトの設備名称からとなります。

 ことさらにこの 「第3艦橋」 が ネタ として、オタ用語 として触れられるのは、この部分が劇中で余りにも度重なる壊滅的被害に遭っていること、主人公やメインキャラクターが配属されている第1艦橋、その直下で予備の第2艦橋ではなく、「予備の予備」 という、かなりどうでも良い設備なのが、不憫さで面白おかしく感じられるからでしょう。

 転じて、「左遷される」「閑職に異動」「危険地域に派遣」 などを 「第3艦橋に配備」 とか 「配置」 と表現したり、修羅場 となるのが確約された状態、死亡フラグブラックフラグ が炸裂している状態に自分があるとして、自虐的に 「第3艦橋勤務となった」 なんて表現する場合もあります。

俺はまだ死にたくねえ! 第3艦橋大破! …またですか… ><

 この第3艦橋、メインデッキである第1艦橋やその予備である第2艦橋と比べると、あまりに特殊な形をしています。 いかにもすぐに折れそうな細い支えでつながっているだけの形状ですし、突起物が少ない艦底部にあって、独特な存在感を持っています。

宇宙戦艦ヤマトの第三艦橋
宇宙戦艦ヤマトの第三艦橋

 しかも長い長い物語中で活躍したシーンと云えば、初代ヤマトでガミラス帝星の冥王星前線基地と交戦したヤマトが、三度に渡る反射衛星砲攻撃により冥王星の海に沈没、「死んだふり」 をするため艦体を上下逆さに回転して、わずかな時間指揮を執ったことが一度あるだけです (第8話 「決死のヤマト!!反射衛星砲撃破せよ!!」)。

 実際はこれ以外にも、設備として乗組員がヤマトに乗り組むための下部ハッチがあり活用はされているのでしょうが、右舷左舷にも乗り組み用や物資搬入用の入口が複数ありますし、通常運行時には無人との話もあります。 他にコンピュータ施設がありますが、全体としてあまり有効に活用されている設備とは云えないでしょう。

 一方破壊されるシーンと云えば、第22話 「決戦!!七色星団の攻防戦!!」 で艦隊戦に敗れたドメル艦に取り付かれ自爆に巻き込まれて完全に破壊されたり、第23話 「遂に来た!!マゼラン星雲波高し!!」 で、ガミラス本星の濃硫酸の海に着水して溶け落ちたり (次24話 「死闘!!神よガミラスのために泣け!!」 の冒頭付近でも前回の回想の形で脱落)、以降も続編が作られる度に岩や都市にこすりつけられたり、戦闘ではほぼ必ず 「第3艦橋大破!」 と叫ばれたりと、それはもう散々な目にあっています。

 この傾向は、第三艦橋が大型化し電算室となって女の子ばかりが配備された劇場版 「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」(2009年12月12日) でも続き、あろうことかブラックホールの壁面 (?) と衝突してクルー退避の描写もなく大破 (貴重な 折原真帆と仲間たちが…)。 あげく、ヤマトではない 「宇宙空母ブルーノア」 の下部に存在する同様設備もついでとばかり大破という憂き目に遭っています。 水戸黄門の印籠や遠山の金さんの桜吹雪同様、第三艦橋は完膚なきまでに破壊してこそのヤマトなのでしょう。

35年の年月を経て、実写版でも再び 「第三艦橋大破!」

 2010年12月1日公開予定の実写版ヤマト、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(東宝/ 山崎貴) においては、予告編の段階で古代進役、主演の木村拓哉の 「第三艦橋全員退避!」 の命令と、艦底部から脱落し大爆発する第三艦橋の様子が登場しています (劇中ではガミラスの自爆兵器にとりつかれ、古代の命令で森雪によって切り離された直後、搭乗員もろとも爆発・消滅)。

 真田さんの こんなこともあろうかと と並び、ある意味で 「よくわかってるじゃないか」 的な演出とも云えますが、まさに名実ともに 「立ち入ったら二度と生きては帰れない」、恐ろしい場所だと云えるでしょう。 一説では、軍隊には存在するはずのない労働組合が、第三艦橋クルーによって初めて組織されたとの噂や、戦艦内部の反戦平和運動のアジトとなっているとの噂もあります。

 実写版では本体生存のためやむを得ない判断だったとはいえ、第三艦橋見殺しの結果、古代と森が愛を育むダシになっており、大宇宙の海原で志半ばで散華した搭乗員があの世で怒るのも無理はないところでしょう。

 ガンダムにおけるヤラレメカの代表 「ボール」(ほぼ 紙装甲 の自殺兵器) と同様、配置されたらまず生きては帰れない、まさにもっとも危険な部署とも云えるでしょう。 もし万が一にも宇宙に出ることになったら、これらの施設には近づかないことが重要です。 あるいは銀河で英雄が伝説の場合には、同盟軍の兵士として参戦するなら艦橋のワイヤーのそば、帝国軍なら円柱のそばには絶対に近づかないようにしましょう。 命に関わります。

「宇宙戦艦ヤマト2199」 では… (一部ネタバレあり)

 一方、約40年ぶりの本格的全編リメイクとなり、女性キャラ数と 巨乳・お尻・メカ描写の大幅増強が図られた 「宇宙戦艦ヤマト2199」(監督/ 出渕裕/ 2013年4月7日〜) では、時間に限りはあるものの稼働中は鉄壁の防御を誇る波動防壁の中枢機能ほかが第三艦橋に設けられています。

 ただし本編中における損害存在感はかなり希薄で、第3話 「木星圏脱出」 において木星の浮遊大陸に不時着するシーンでは、艦底を思いっきりこすり付けながらの着陸、後に離陸まで行いながら無傷のまま。

 また肝心のドメル自爆 (第20話 「七色の陽のもとに」) においてもまるまる原型を保ち (表面が焼けてちょっと赤くなっただけ)、内部にあって補修を指揮・実施していた真田さんも間一髪で作動した波動防壁によって無事でした。 第22話時点で 「破壊される第三艦橋の伝統」 は失われたままですが、最終話に向けて、何か動きがあるのでしょうか。 第三艦橋損害マニアの筆者個人としては、かなり不満なんですが。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2006年7月11日)
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