ジャンル違いの作品同士の共通項を見つけた時って、妙にワクワクしますよね(笑)
「ダブルパロディ」 とは、ある作品の 「パロディ」 と別のある作品の 「パロディ」 とを掛け合わせて行う、「複合パロディ」 のことです。 「Wパロディ」「ダブルパロ」、「Wパロ」 などとも呼びます。
似た作品 (アニメやゲーム) 同士の世界観を掛け合わせたり、登場しているキャラの共通点を見つけて合成したり入れ替えたり、あるいはまるで異なる作品を無理矢理組み合わせたり…と、方法は様々で、ちょっと手慣れた同人ギャグ作家の、常套手段的テクニックです。
どの作品とどの作品との、どことどこをどう組み合わせるのかが “一番の腕の見せ所” …になりますが、意外な作品同士、キャラ同士の類似点を発見、説得力を持って (あるいは笑える強引さを持って) 組み合わせる作業は、作家にとっては知識やセンスを要求されると同時に、ちょっとした達成感も味わえる知的なパズルのような趣があります。
作家はもちろん読む側にも、元になった双方の作品の知識がある程度は必要になりますが (したがって、「選ばれた者のみ楽しめる」 的な優越感をくすぐられる楽しみもあります)、ツボにはまると、普通のシングルパロディ以上の破壊力を発揮する場合が多いようです。
ギャグとして多いとは云え、原則的には反則技の飛び道具、みたいな扱いですかね
なお 「同人」 の世界においては、基本的には同一の作品内のキャラクターや舞台、設定で作品が完結する、ってのが、かなり普遍的な不文律となっています。 これは多くの同人作家にとって同人活動が、ファンアートの延長としての意味が強くあるせいで、自分の好きな作品の世界観を壊すべきでない、との思いが強くあるからだと思います。
したがってダブルパロディにお遊び的なギャグやナンセンス不条理モノの作品が中心になるのは当然で、シリアスな作品だったり 18禁作品だったりした場合は、あまり歓迎されない雰囲気が描き手側にも読み手側にもかなり強くあります。 許容されるものとしては、同一原作者による作品群の複合くらいでしょうか。
一方海外なんかでは、例えばドラゴンボールの孫悟空とポケモンがセーラームーンを仲良く襲う…なんて無茶苦茶な 「カップリング」 の 18禁CGやマンガが割りとポピュラーに存在していたりします。 まぁこれはこれで、「日本製アニメ」 という大きいけれど1つの世界観でまとまっているのかも知れませんが、日本人の同人ファンから見ると、かなり強い違和感を覚えますねw。
MADムービーでも人気カテゴリのWパロディ
アニメなどのキャラクターのセリフを、他のアニメや番組などのセリフと入れ替えて再現したり、あるいはそれを継ぎ接ぎして別の物語にしたりする動画作品として、「MADムービー」 の人気も高まっているようです。 マッドの中ではもっとも基本的な作り方と云えますが、「YouTube」 や 「ニコニコ動画」 の人気とともに、旧来のおたくやマニアだけでなく、一般人も手軽に楽しめる場所に一般人でもついてゆける、わかりやすいネタで作られるものが多数でたこともあり、2006年頃から大きく注目されるようになってきました。

