同人用語の基礎知識

立川

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東京多摩地区の一大繁華街にして腐女子も集う 「立川」

フロム中武
ボークスやアニメイトが入るフロム中武

 「立川」 とは、東京都立川市のことで、第一デパートやフロム中武、かつては駅前にブロッコリーの巨大看板が建つなど、1990年代末から急速に 「おたく」 っぽい街、「オタク街」 になった多摩地域の中核都市のことです。

 交通アクセスとしては JR線 が便利で、JR中央線、南武線、青梅線が乗り入れている 「JR立川駅」 のほか、歩いてすぐの多摩都市モノレールの 「立川南駅」「立川北駅」 があります。

 とりわけ急激に 「そっち方面」 に急旋回したのは、南口の駅前ビルに 「ブロッコリー」 がテナント入りして、駅のホームから良く見える 「デ・ジ・キャラット」 の大きな看板が設置されたり (移転に伴い今はパチンコの看板に…)、北口の中武デパートが改装し 「フロム中武」 となり、テナントとして200坪もの巨大なショールームを備えたフィギュアの制作販売の大手、「ボークス」 が2006年6月10日にオープン、さらに 「アニメイト」 などのグッズショップや書店がこの 「フロム中武」 に集まった頃からでしょうか。

あの 「コトブキヤ」 の拠点となっている 「立川」

第一デパート
コトブキヤが入る第一デパート

 ただし北口駅前となる 「第一デパート」(テナント型の立体ショッピングモール) には、1947年6月創業で1967年6月から営業している 「コトブキヤ」(壽屋) が老舗フィギュア・玩具店として営業していました。

 また 「おたく」 の専門店や古書店では全くないものの、大規模でやたらそっち関係の品揃えが豊富な一般書店、「オリオン書房」 もあり、1980年代からそれなりに 「濃度」 が高い地域ではあったんですね。

 さらに駅ビルとなっている 「LUMINE 立川店」(旧名称 Will/ 1982年10月2日開業) に、大型画材店の 「世界堂」 の大規模店が入居するなど (現在は大きく縮小されてフロアも移動…)、多摩地域の 「濃い人」 の拠点のひとつでした (切手や古銭関連、鉄道や模型、ポスターや、マニアックな昆虫関係のお店なども第一デパートに入っています)。

 もっとも 「大型家電店」 が比較的最近まで存在しなかったこと (現在はビックカメラが存在)、中央線沿線で考えた場合、「中野ブロードウェイ」 の存在する中野と競合関係となってしまうこと、「秋葉原」 や 「中野」、さらに西よりの 「八王子」 などに比べ、伝統的に 「古書店街」 が地域に根付いていなかったこともあり、「中野」 や 「アキバ」、「御茶ノ水神田神保町」「池袋」 に続く 「おたく」、「腐女子」 の街…ってのは、ちょっと掛け声倒れのような気もします。

 しかし駅前の再開発、モノレールの開通など大型商業地域として大きく発展したことに伴い、「よほどマニアックなものでない限り、だいたいのものは揃う」 といった状況にはなってきています。 「コトブキヤ」 の存在や 「ボークス」 最大のフロア面積を持つ支店の存在により、フィギュア関係の品揃えは、日本でも屈指のレベルといってよいでしょう。 また大規模商業地としてのキャパシティにはまだまだ 「伸び代」 があり (北口の再開発はまだ途上です)、今後一層盛り上がる可能性もあります。

 ちなみに 「歴女」 が好きな幕末の剣客集団、「新撰組」 にゆかりの観光地、文化遺産が数多く残る日野が隣となっていて、「コミケ」 のついでに立ち寄る女性ファンも結構いらっしゃるようです。 有明の 「東京ビッグサイト」 からは、電車で約2時間ほどの距離となります。

2007年頃から 「第三の聖地」 などと呼ばれるように

新感覚こみゅにけーしょんサイト[たちぷろ]
新感覚こみゅにけーしょんサイト[たちぷろ]
立川たっちたん は西又葵さんのデザイン (2009年)

 こうした状況から、2007年から盛んに 「アキバ」「中野」 に次ぐ 「第三のオタクの聖地」 なんて呼ばれ方をするようにもなっているようです。

 ただし 「同人」 関係はほとんど専門店がないに等しく (一般書店やマンガ専門店がフロアの一部で有名どころは扱うようになっています)、ほぼ地元とも云える筆者からすると、「いったいどこからそんな話がでてんだよ…」 と、ちょっと不思議にも思います。

 前述してますが、近隣となる八王子に比べ古書店街が根付いていないのが、結構決定的な感じがしますね。 秋葉原も中野も大阪の 「日本橋オタロード」 も、同じ場所か徒歩圏内となるごく近い場所に古書店街を持っていましたし、そういうお店がある地域には、それに関連した様々なお店や文化が揃っていたりするものです。

 1990年代に八王子にもフィギュア専門店や同人専門の書店が次々に立ち上がった時期があり (今でもお店が結構残ってます)、こちらの方が街の発展の仕方として自然な感じがします。

 なお北口の 「ビックカメラ」 の7〜8階にあたるフロアに2004年9月1日、手芸用品やホビー材料の専門店の 「ユザワヤ」 が開店しましたが、これは個人的に非常に嬉しかったですw また同じビルの地下には、ビックカメラ系列のソフマップも入り、おたく系の人たちにとって、立川が急速に 「使える街」 になってきました。

2009年、「立川たっちん」 登場

 また2007年〜2008年頃から盛り上がった 「萌えおこし」「聖地」 ブームもあってか、人気イラストレーター西又葵さんをキャラクターデザインに起用し、イメージキャラ 「立川たっちん」 も登場。 2009年に 「新感覚こみゅにけーしょんサイト」 と題して 「たちぷろ」(二次元立川実行委員会) も立ち上がり、そっち方面の攻勢を強めているようです。

 筆者的には、もうちょっと 「立川ならでは」 のキャラ設定があれば面白いんですが。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2007年5月22日)
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