同人用語の基礎知識

乙女ロード/ 乙女の聖地
あるいは腐女子の秋葉原/ Otome road

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池袋サンシャイン60のふもとに、乙女ロードと呼ばれる、
それはそれは不思議な通りがあったそうな…

池袋駅東口
JR池袋駅 東口
西口に東武百貨店、東口に西武
不思議な不思議な池袋〜♪
 東京都豊島区にある池袋駅の東口、サンシャイン60の西側 (東池袋中央公園のはす向かいで、アムラックスとの間)、池袋駅から徒歩7分、首都高速5号池袋線をくぐってすぐの通りを、俗に 「乙女ロード」 と呼びます。

 同人系を含む漫画情報誌、「ぱふ」(雑草社) の2004年5月号にて、それまではコミックストリートとかオタクロードとか腐女子ストリートなどと呼ばれていた同通りを、「乙女ロード」 と表記。 翌 2005年11月16日に毎日新聞が 「オタク女性のメッカ池袋」 と題して乙女ロードの記事を夕刊に掲載、前後してテレビ (「出没!アド街ック天国」 ほか) など他のメディアも乙女ロードを大きく報じ、一般にもその名が広まりました。

Cレヴォの存在など、池袋は元々同人関係とは親和性の高い土地柄でした

アニメイト池袋本店ビル
首都高をくぐると見える
アニメイトの本店ビル
ここが乙女ロードの起点

 もともと池袋には、アニメイトや K-BOOKS (現在の乙女ロードの位置)、東映動画アニメポリス・ペロ (東武百貨店内) など、アニメグッズ専門店や 「同人誌」 関係の書店がいくつもあり、若年層の女性コミックファンが集う雰囲気が昔からありました。

 それらの店舗が 「BL(ボーイズラブ)」 系の品揃えを充実させたり、女性向けキャラグッズ専門店である 「Character Queen」 の開店や、「らしんばん」 のオープン、「まんだらけ」 が女性向け同人誌、およびBLコミック、小説、グッズの専門店としてオープンするなどして、「萌え」 ブームで急激に男性向けオタク聖地に膨張する 「秋葉原」 と対をなす形で、女性同人ファン、アニメファン、あるいは腐女子の 「聖地」 として一般にも認知されるようになりました。

らしんばんとK-BOOKS
らしんばんと K-BOOKS アニメ館が並ぶ、
乙女ロードの中心部。向かって左にアニメイト、
右に道を挟んでまんだらけ
 池袋駅東口のサンシャイン60通りには男性向け同人販売の大手、「コミックとらのあな」 もありますが、売り場の多くを女性向け同人に割くなど、独特な雰囲気を醸し出しています。

 また途中から女性向け作品をメインで扱うようになった老舗、「まんがの森」(宣伝ルーム) の存在や、女性に人気のあったアニメ、美少女戦士セーラームーンのミュージカル (セラミュ) が池袋 サンシャイン劇場で長く行われていたなど、女性アニメファンや腐女子と呼ばれる同人ファンを惹きつける魅力のある街でもありました。

 乙女ロードの規模こそまだまだ小さいものの、池袋は BLファン、自称腐女子の聖地として着々とその地位を高めています (ちなみにセラミュ公演時期には、アニメイトや K-BOOKS がサンシャインシティ内に出店を展開していた時期もあります)。 「ブロッコリー」 がなくなったのは悲しいです。

写真で見る池袋、乙女ロード&サンシャイン60通り界隈 (簡易マップ)

乙女ロード簡易マップ
サンシャイン60通り
ロッテリアを左手に見ながら
横断歩道を渡りサンシャイン60通り

「まんがの森」
東急ハンズの裏にある
「まんがの森」、前にペットショップ

「プレミアムアニメショップらしんばん」
アニメイトの並びにある、
プレミアムアニメショップらしんばん

「K−BOOKS」プレミアム館
アニメ館の先にはテレカなどがある
「K−BOOKS」プレミアム館

「光芳書店」
池袋中にたくさんの支店がある
「光芳書店」は思わぬ掘り出し物も

コミックとらのあな
サンシャイン60通り向かって右折
少し先にコミックとらのあな池袋店

乙女ロード全景
首都高を左背にした乙女ロード全景
右にサンシャイン、左にアニメイト

「K−BOOKS」アニメ館
乙女ロードの主人公のひとり、
「K−BOOKS」アニメ館

女性向け同人誌BL専門「まんだらけ」
乙女ロード中間点の交差点そばに
女性向け同人誌BL専門まんだらけ

「イグニス」池袋店
サンシャイン60通り向かって左折
ビル3階には「イグニス」池袋店

「新宿書店」池袋支店
ヒューマックスビル裏の男性向け
マニア書店、「新宿書店」池袋支店

「アニメイト本店」
ひときわ目立つ、8階建てビルの
「アニメイト」本店が乙女ロード目印

「K-BOOKS」同人館
乙女ロード中心から先には
「K-BOOKS」同人館

「K-BOOKS」コミック館
乙女ロードの最果てにある
「K-BOOKS」コミック館

「豊島区民センター」
小規模オンリーイベントなどが
開催される「豊島区民センター」

ついに常設の執事喫茶も池袋に登場

 「乙女ロード」 として知名度が上がると、そうした雰囲気を受けてか、2005年12月19日〜20日に、メイド喫茶 「Wonder Parlour CAFE」 の期間限定イベントの形で執事喫茶 「Butler's Lounge 1 〜パーラーメイドは執事喫茶の夢をみるか?〜」 が登場 (翌2006年2月21日〜25日に二回目も)。

 そして2006年3月22日には、ついに常設としては世界初の女性向けメイド喫茶とも云える 執事喫茶 「Swallowtail/ スワロウテイル」 がプレオープン。 池袋の腐女子の聖地化に、ますます拍車がかかっているようです。

 この傾向は 2007年以降も続き、現在では複数の執事喫茶や、ホストカフェ (男装した女性が接客するホストクラブのようなもの) や BLカフェが、池袋に軒を連ねています。 一箇所に固まらず点在しているせいか、週末ともなると地図を片手に訪ね歩いている2〜3人ほどの女性のグループを良く見かけます。

「乙女ロード」 以前から、おたくにとっても池袋はアキバや中野に次ぐ土地だったり

乙女ロード散策イメージ  筆者はセーラームーンファンですので、セラムンミュージカル目当てで池袋にはもちろん何度も通いましたがw、この他サンシャイン文化会館 &ワールドインポートマート内で同人イベント 「コミックレヴォリューション」(Cレヴォ) や 「サンシャイン・クリエイション」 が開催されてたり、豊島区民センターで小規模なオンリー同人イベントが開催されていたり、グリーン大通り沿いのマンションの一室に怪しいマニアグッズ専門店があったり、あるいは一時期池袋に仕事先があったりで、かなり愛着の強い街だったりします。

ワールドインポートマート
サンシャイン60ビルのふもとには
文化会館&ワールド
インポートマート
 乙女ロードと呼ばれる通りは、もちろんそう呼ばれる前からアニメイトや K-BOOKS のグッズ漁りで訪れていましたが (ミュージカルが終わった後、ラーメン屋の蔵王で反省会をしたり…)、アニメイトやらの店の位置が右に左に動いたり、フロアが上になったり下になったりで、落ち着かない通りだった記憶があります (^-^;)。

 池袋には主に男性をターゲットにした店も多いのですが、それらの店が、「コミックとらのあな」 がそうであるように、女性ファンを強く意識した品揃えにしているのは興味深いです。 秋葉原=アキバ=アキバ系に倣って、乙女ロード=乙女系 なんて名称も出てきているようですし、ますますお店が集中するんでしょうか? (さすがに 「ブクロ系」 なんてオヤジっぽい名前にはならないでしょうけどw)。

 それはともかく、東口の出入り口のそばに唐突に存在する 「池梟 (いけふくろう)」 だけは、何とかして欲しいものです… (いや、嫌いじゃないですけどw)。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2005年10月21日)
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