制服っぽい特徴だったり、実在学校の校風だったり 「スクールカラー」
「スクールカラー」(school collar/ color) とは、学校に関する様々な 概念 をあらわす言葉のひとつです。 女子中高生 (JC・JK) の 制服 に用いられる セーラー服 の襟 (衿/ collar) や男子用学ランの詰襟を指すこともあれば、そこで使われがちな 色 (color) である紺色や濃紺 (Navy Blue)、黒などを指したり、そのまま 「学校の色」 と解して校風とか特色・特徴・雰囲気 の意味で使うこともあります。
文脈によってどの意味になるかは様々ですが、創作に関する話題では、セーラー襟や 実在する学校の制服 にありがちな形状、形式、色、あるいはそれに基づく衣類などを 「学校制服っぽい」「生徒風」 としてくくる際に用いられるケースも多いかもしれません。 例えばセーラーに加えて スクールブレザー とか ジャンパースカート、タータンチェック柄 の プリーツ がついた ミニスカート とか、胸元を飾る ネクタイ や リボンタイ、紐タイ などですね。 色については濃紺を別格とした上で、えんじ色・白・黒・グレー・茶あたり、柄 については 無地 か、前述したタータンチェックが多いでしょう。
近年は夏の 暑さ対策 とビジネスシーンのクールビズの普及もあり、学校でも トップス に ワイシャツ や ブラウス (スクールシャツ) の代わりとして ポロシャツ の着用を準制服扱いで認める学校も増えています。 その際にも濃紺や白、黒あたりが指定されることが多いでしょう。 併せて男子の スラックス、女子の スカート に加え、男女ともに夏用の ボトムス として ハーフパンツ を採用するケースもあり、このポロシャツ + ハーフパンツの夏制服は、カジュアルスタイル制服などと呼ばれることもあります。 いずれも華美に過ぎず、生徒らしい品位と 清潔感 を保ち、夏場の熱中症を防ぐためとされます。
紺色と白を合わせると、何となく制服っぽくなる
制服だけでなく、その他の学用品も同じ カテゴリ でくくられることがあります。 例えば学校生活において利用範囲が広く、しばしば準制服として扱われる 体操着 や ジャージ、あるいは スクール水着 (男子用の 海パン)などです。 他にも胸元にワンポイントのマークが入った ニットベスト やカーディガン、ルーズソックス や 紺色ハイソックス、コインローファー といった足元の アイテム、スクールバッグ (スクバ) なども 「それっぽいもの」「学校 ファッション の 定番」 として 認知 されるでしょう。
これらは、かつては純粋な学校や生徒用の衣服や持ち物として扱われていましたし、マンガ や アニメ といった 作品 でもそのように扱われていました。 しかし時代を下るとアイドルのステージ衣装などにも影響を与え、さらにそこから影響を受けて一般の女性用ファッションなどにも影響を与えています。
ファッションの世界は流行り廃りが激しいものの、定番や 王道 と呼ばれる伝統的なスタイルやシルエットが存在します。 もちろん時代や世代に合わせた微調整やアレンジはありますが、何十年も使われ続けるものには タイムレス な魅力があり、制服やその他の学用品にはそれが宿っているということなのでしょう。
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