同人用語の基礎知識

多色刷り/ 多色印刷

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一頃より減ったものの、まだまだ人気の印刷方法です

 「多色刷り」 とは、2色や3色のインキを替え重ね刷りされた、簡便なカラー印刷の事です。

 フルカラー印刷の場合は、カラー原稿の光学的色分解 (「CMYK」 による 「4色分解」)によって印刷しますが、この多色刷りの場合は、色の数だけ用意した複数枚の単色原稿を元に、複数の色インキで重ね刷りする方法になります。

 例えるとすると 「芋版の年賀状」 みたいなイメージですが、色の上から色を重ね刷りすることもでき、複数の色を掛け合わせて別の色にすることも可能です。 この印刷を美しく行うには、複数枚 (使う色の数だけ必要です) の原稿を、それぞれズレることなく、また原稿を組み合わせた時の仕上がり具合を想像しながら作成する必要があり、技術と手間と経験が必要です (原理的には、光学式の色分解を手動で行うような感じです)。

 なお似たようなものに 「ダブルトーン」 という印刷方法もありますが、こちらは色の分解を手動では行わず、また原則として2色のみの扱いとなっているので、根本的に違う印刷方法になります。

 フルカラー印刷の費用が高かった頃は、同人誌の表紙に安価で色を入れる印刷方法としてポピュラーな存在でしたが、フルカラー印刷の低費用化とともに、一頃よりは減りつつあります。 逆にあえてこの方法を選んでこだわって絵つくりをされている素敵な作家さんも多いのですが…ね。

版下を重ねるための 「トンボ」 指定が命

 なおこの印刷方法の場合、原稿 (版下) の位置を正確に合わせるための 「トンボ」 (センタートンボ) が重要になります。 一般の原稿でも 「トンボ」 が揃ってない原稿などは受け付けない印刷屋さんが大半ですが、とりわけ 「多色刷り」 では 「トンボ」 は必須となっています。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年4月16日)
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