印刷物を作る時に色々確認 「カンプ」
「カンプ」 とは、印刷物 を制作する際に、レイアウトやデザインを行った後に確認のために紙へとプリント出力したもののことです。 言葉自体は英語の 「Comprehensive layout」 の略となります。 印刷見本や試し刷りと呼ぶこともありますが、こちらは本番で使う機材や紙を使って行うもので、単なるレイアウト確認用見本のカンプとは異なります。
通常は一枚ものであれページものであれ、片面出力された一枚紙となり、断ち切りなども行わず、トンボ や色見本などが欄外にそのまま残ったものとなります。 商業 の印刷物でクライアントとのレイアウトなどデザインワークに対する確認に用いることが多いでしょう。
一方、DTP といったパソコン上で制作を行う場合、あるいは ホームページ の制作など、そもそも最終納品物が紙ではない場合は必ずしも紙に出力せず、pdf といった電子出力データに留める場合もあります。 これらも実質的なカンプ扱いとされることが多いでしょう。
画像素材の確認用としても
またレンポジなどの フリー素材 で、ウォーターマーク がついたままの低画質の 画像 をカンプと呼ぶこともあります。 こちらはデザインやレイアウトの仮制作に用いるものですが、印刷物のカンプ同様、画像の確認用に用いられることも多いでしょう。
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（同人用語の基礎知識/ うっ！/ 2000年６月20日）
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