いち地方イベントに留まらないコミックの祭典 「ガタケット」
「ガタケット」(GATAKET) とは、新潟県で開催される 「オールジャンル」 の 「同人誌即売会」(同人イベント) です。 1982年9月に 「新潟アニメーションサークル連絡協議会」 により、「新潟コミックマーケット」 としてイベントが発足。 以降2ヶ月に1度程度のペースで、新潟市を中心に開催されています。 愛称は 「ガタケット」「ガタケ」。
「イベント会場」 は、近年は 「新潟市産業振興センター」(1987年4月開館)での開催となっていて、その後、新潟の新しいシンボルともなっている 「朱鷺メッセ」(2003年5月1日開館) でも、2004年3月28日から始まって過去に何度か開催されています。 前後して 「コスプレガタケット」 や、特別企画としてのアニソンライブなどが開かれる場合もあり、また 「ガタケット&OKAケットin長岡!!」 と題して、長岡市で開催される場合もあり、「ハイブ長岡」 なども使われます。
なお 「一般入場」 での 「カタログ」(700円〜900円前後) の購入は必須で、これが入場料代わりとなっています。
様々なマンガ、アニメへの取り組み
時期によって異なりますが、日本海側最大のイベントとは云え 3,500 スペース募集 (参加サークル数は 800〜1,200、来場者はおよそ 7,000人〜10,000人) と規模こそ中程度ですが、1983年1月8日の第一回開催以来の長い歴史と伝統、アットホームな雰囲気、「同人」 やマンガにかける情熱、またスタッフやイベントそのものの他の大小イベントへの太いパイプなどから、いち 「地方イベント」 にとどまらない影響力と存在感をこの世界で持っていて、「プチオンリー」 と呼ばれる、小規模な 「オンリーイベント」 の支援なども行っています。
またイベントの運営も一風変わっていて、同人誌を黄色いカゴに入れて買う独特のシステムや、会場内に買ったばかりの本を読むための広い読書スペースが設けられているなど、他のイベントでも取り入れられたら便利なのに…なんて取り組みを、熱心に行っています。
ホームページも 1998年より開設されました。 こちら です。
「ガタケットSHOP」 の展開や、「全国同人誌即売会連絡会」 発足なども
新潟駅を最寄とする 「新潟県新潟市中央区万代1-6-1 万代シテイバスセンタービル 3F」 に 「ガタケットSHOP」 も展開 (2005年11月23日から現在の場所へ移転)。 ガタケットのカタログやコミック用品、画材、「同人誌」 の 「書店委託販売」 のほか、「コスプレ」 に関する商品なども扱っています。 さらに 「印刷」 の請け負いや、業務用のカッターマットやトレス台を持つ 「作業スペース」 も設置され、狭く設備のない自宅ではやりづらい 「原稿」 の制作や特殊な処理を行うこともできます。
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| 100回記念を告知するガタケット公式サイト |
また 「全国同人誌即売会連絡会」 を発足させ、同人イベントの抱える諸問題を他のイベント主催者と一緒に勉強会の形で取り組んだり、表現規制 (「児童ポルノ法」 への対応や改悪の反対) について意思表明をするなど、マンガや同人、あるいはイベントのみならず、近隣する様々な文化や人間、団体を巻き込んだ積極的な意見表明がなされています。
さらに創作系同人イベントの最大手、「コミティア」 の新潟開催 「コミティア in 新潟」 を同じ事務局で開催したり、新潟市とマンガコンテスト 「にいがたマンガ大賞」を共催するなど、他のイベントではちょっと考えられない活動を行っています。
やはりこれも、高橋留美子さん、水島新司さんはじめ、魔夜峰央さん、柳沢きみおさん、小畑健さん、小林まことさん、和月伸宏さん、新沢基栄さん、しげの秀一さん、聖悠紀さんなどなど、数多くの有名漫画家を輩出した新潟県のお国柄と、何より真面目で真剣なマンガを見守る目があっての事なんでしょうね。
ちなみに筆者の 「サークル《ぱら☆あみ》」 でも、知人サークルへの 「委託参加」 を中心に、何度かお世話になっています。 その知人によれば、温かい雰囲気のイベントそのものもさることながら、米どころ新潟だけに、打ち上げの際の美酒がたまらない… んだそうです (^-^;)。 ええなぁ。
2008年8月31日、ついに開催 100回を達成
新潟市産業振興センターにて、2008年8月31日にはついに 100回開催の快挙を達成予定となっています。 当日は、声優の池田秀一さん (ガンダム/ シャア・アズナブル役)、古谷徹さん (ガンダム/ アムロ・レイ役) のトークショーが開催されるなど、さすが老舗のイベントの 100回目といった雰囲気です。
アニメやマンガ、「ゲーム」 などによる町おこし、「萌えおこし」 や、「聖地巡礼」 などが話題となっていますが、「ガタケット」 は単なるいち同人イベントというよりは、これらサブカルの集積・中継拠点としての役割も、無視できないものがあります。 2000年代になり、こうした取り組みは他の自治体なども注目しているようです。



