同人用語の基礎知識

ハイコン/ ハイジコンプレックス
Heidis Complex

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ハイコンとは、アルプスの少女ハイジが語源の言葉です

 7歳前後までの小学校低学年、あるいはさらにその下までの少女を性愛の対象とする趣味、あるいはそれを扱った 作品ジャンル の事を俗に 「ハイコン (ハイジコンプレックス)」と呼びます。 これがひとつの カテゴリ、言葉として確立したのは 1980年代初頭と云われていて、ロリコンっぽい画風の出始めたエロ劇画誌上で生まれました。

ロリコンより一回り下ハイコンイメージ
本来は、ロリコンより一回り下
小学校低学年程度までの、ハイコンのイメージ

 現在はほとんどのケースで ロリコン とひとまとめにして扱われる場合が多く、一部のこだわり派を除いては、あまり一般的には使われない言葉となっています。 限りなく死語に近い言葉といって良いでしょう。

 ところで名称の由来、語源ですが、スイスの作家、ヨハンナ・シュピリ (Johanna Spyri/ 1827年6月12日〜1901年7月7日) の児童文学作品の登場人物名が元になっています。

 作品は、有名な 「ハイジの修業時代と遍歴時代」(Heidis Lehr- und Wanderjahre/ 1880年)、および 「ハイジは習ったことを使うことができる」(Heidi kann brauchen, was es gelernt hat/ 1881年) を原著とする日本語翻訳小説 「アルプスの少女ハイジ (多数のタイトルと出版社、訳者により、百数十種類の本が 1920年から刊行されている)です。

 ただし 「ハイコン」 名称誕生の直接のルーツとしては、それらを原作とする日本のテレビアニメ、「アルプスの少女ハイジ」 (1974年1月〜1974年12月/ 全52話/ ズイヨー映像/ フジテレビ系列) の主人公、ハイジ (Heidi/ アーデルハイト (Adelheid) の愛称) の名前からです。

あまり広まらず、定義のための定義のようなジャンルでした

 なお直接の語源となっているアニメ版 「アルプスの少女ハイジ」 の場合、主人公の年齢設定は5歳から9歳前後となっていて、もっとも物語が盛り上がったクララエピソードの頃は、およそ7歳から8歳くらいの設定となっていました。 大自然に抱かれ、厳しくも優しいアルムおんじやペーター、ブリギッテ、おばあさんなどデルフリ村の人々に囲まれながら、幾多の試練に耐え、天真爛漫に明るく優しく育つハイジに、純真無垢で清潔な少女性、神聖さまでを見出し、それを敬愛思慕する趣味といったところでしょうか。

ハイジイメージ  しばしば偏愛とも訳されるコンプレックス症と一体となっていることで、ロリコンと並んである種の異常性愛の象徴みたいな扱いもされがちなハイコンですが、一般にその名称が広く定着することもなく、今では 「そんな言葉、そういえばあったね」 みたいな扱いになっていますね。

 ロリコンの概念があまりに拡散してしまって、何でもかんでも未成年の女性が絡むとロリコン扱いが現在の風潮ですが、実際は年齢層や愛し方 (見ているだけが一番良い…とか、2次元 が一番良い、なんてのも含めて) の好みも様々で、一概にこうだと定義するのも難しい言葉になっています。

 ただことさらに 「ハイコン」 とする人は、やっぱりあどけない未完成の 処女性 や宝石の原石的な輝き、打算のない心からの愛情などを、この年代の少女に見出しているんだろうなって感じはします。

 なおハイジ・コンプレックスより低年齢にベビー・コンプレックス、ベビコンなんてのもあるようですが、さすがに名称としての概念としてあるくらいで、実際にそれをメインとした作品なり作家さんなりは、ほとんど見たことがありませんね。 ただし欧米では、それらをターゲットとした犯罪などが無視できないレベルで実際に発生すらしているようです。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2003年10月11日)
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