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二次元

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縦と横、そこから広がる無限の世界… 「2次元」

 「二次元」 とは、「空間」 の広がり、もしくは 「世界」 などをあらわす指標 「次元」 のうち、縦と横の広がりを持つ、「平面」 のことです。 「2D」(2 Dimensions)、誤変換当て字 で 「虹」 とも呼びます。 おたく同人 などの世界では、アニメマンガゲームキャラ、もしくはそこへ描かれている世界を指す言葉です。

有明みずほ
典型的な二次元キャラ
有明みずほ

 一般的に 「1次元」 はただの点、「2次元」 は縦横の平面、「3次元」 は縦横に高さが加わると理解されています。 別の言い方をすると、直交の数ということになります。 縦横に直交するものが2次元、そこに高さの直交が加わるのが3次元です。

 またそこに 「時間」 を加えて 「時空」(一般的に4次元とされますが、別に時間軸に決まったわけではありません) となったり、複数の次元が重なり合っていて、それぞれが異次元として並列に存在しているなどの考え方もあります。

 元々は図形や座標などを扱う数学や幾何学、あるいは物理学、自然科学の世界で使われる言葉、指標 (次元 (dimension) ですが、学問の発展に従いさまざまな 「次元」 のモデルが生まれ、あるいは学問の分野によって様々な次元の定義や解釈がされるようにもなり、「次元」 そのものは、非常に複雑化しています。

 ここで云う 「アニメやマンガ、ゲームのキャラ」 の意味は、平面が転じて使われるようになった オタク用語、俗語となります。

わかりやすい2次元と3次元の対比

 紙に印刷されたり、テレビやパソコンの画面上に表示されたアニメやマンガなどは、物理的には平面的であり、またしばしば実在の人物や世界 (あるいはその写真) が奥行きのある3次元であることから、創作上のキャラクターを 「2次元」、リアルな人間などを 「3次元」 と呼ぶようになりました。

 こうした言葉は普通に義務教育で習うものなので、とくに 元ネタ があるわけではないのでしょうが、こと おたくの世界と密接な関係があるという点では、特撮番組 「ウルトラマン」(円谷プロ) に登場した怪獣 「ガヴァドン」 のエピソードは、用語の普及に一定の影響を与えているかも知れません。

 第15話 「恐怖の宇宙線」(二次元怪獣ガヴァドン登場) に登場したガヴァドンは、小学生が土管に書いた怪獣の絵が太陽光と融合した宇宙線の変動によって実体化したものでした (ガヴァドンAとBの2種類あり)。 いずれもぐうぐうといびきをかいて寝てるだけの害のない怪獣で、とくに最初に出てきたガヴァドンAは見た目もかわいらしく、子供たちに応援される稀有な怪獣となっていました。 この 「2次元が3次元化し生命も得る」 というのは子供のころに誰もが一度は夢見る話ですし、特異なエピソードでもあり、わりと話題になった怪獣でした。

 ともあれその後は、絵に描かれたキャラ・創作上のキャラや物語を非常に好む人を 二次コン (二次元コンプレックス)、そうしたキャラを好きになったことがない、狭義にはそれらを 「オカズ」 に オナニー したことのない人を、二次元童貞 などと呼ぶようになりました。

 なお対義語は 三次元惨事、「二次コン」 の場合の対義語としては リア充 (リアル生活が充実している人) などとなります。 さらに内容的には2次元だけれど、物理的には3次元のもの、例えばアニメキャラの 「フィギュア」 や 「3D」 のコンピュータグラフィックス (バーチャルフィギュア) などは 2.5次元 と呼ぶ場合もあります (コスプレ などを含む考え方もあります。

 ちなみにより細かくいうと、紙やその印刷面には厚さがありますし、ディスプレイのブラウン管や液晶にも厚みや奥行きがあり、「絵」 が本当の意味の2次元という訳ではありません。 何かに投影した場合の投影面には厚みがなさそうですが、そもそも光子自体が3次元です。 となると、ある意味で 「頭のなかで描いたアニメキャラの姿」 こそが、真の2次元なのかも知れません…まあこれも量子レベルでは3次元なのかも知れませんが…。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 1999年11月11日)
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