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学校生活におけるオアシスタイム? 「放課後」

 「放課後」 とは、学校 の生活において、その日の所定の授業が終わったあとの時間のことです。 放課は授業 (課業) から放たれた時間 (授業と授業の間の休み時間を服喪こともある) であり、その後だから全授業の終了、学校が終わった後なのですね。

 生徒によってはその後、課外活動である部活を行ったり、学校から出て帰宅する、塾や習い事に通う、あるいは寄り道して買い物をしたり友達とどこかに遊びに行くといった行動を取ります。 部活動は学校の活動の延長ではありますが、定められた授業ではなくあくまで生徒が自主的に行う課外活動となります。 ただし地域や時代、学校によっては部活動への参加が必須の場合もあり、区別がつけづらいこともあります。

 学校を 舞台 としたいわゆる 学園もの の作品にとって、校内での様々な課内活動や 学校行事 とならび、とても大きな比重を持つのがこの放課後の時間帯でしょう。 大きく分けると部活、下校時の寄り道、そして自宅でのあれこれになりますが、制服 のまま友人らと寄り道して買い食いをしたり、ゲームセンターや カラオケ などに寄ってちょっとした遊びに興じる、ファーストフードや公園なりで語り合うなどは、青春 の一コマであり、創作物ならば 物語 が動くきっかけにもなる重要な時間です。

日本のマンガ・アニメの象徴的な表現だったり

 このあたり、日本人でも部活をしているかどうか、友達がいるかいないか、通学時に徒歩や自転車、電車を使うかどうか、あるいは舞台が都市部か校外や田舎かによっても異なりますが、おおよそ共通の形や 認知共有 されているものでしょう。 一方でこうした生活様式や文化は日本 (あるいは一部の東アジア地域) に特徴的なものでもあり、とくに欧米などでは日本に旅行でやってきて実際に放課後を過ごす日本人の生徒を見て 「日本の マンガアニメ で描かれている放課後とか下校時のあれこれは本当にあるんだ…」 と驚くようです。

 日本の放課後のありようについては、日本の都市の作りや国土の狭さ、公共交通機関の普及、何より子供だけで登下校が可能な日本の 治安 の良さからくる特殊性でもあるのでしょうが、創作物だけでなく、TikTok (ティックトック ) といった SNS に日本のリアルな中高生の姿が 動画 として流れるようになるにつれ、ある種の憧れの対象となっている部分もあるようです。 欧米だと土地が広すぎるために車社会であり、おまけに治安も悪くて、スクールバスや親の車での送り迎えが当たり前だったりしますので。 もっともマンガやアニメで描かれるような リア充キラキラ した 青春 を送れなかった日本人も大勢いますのであれですけれど

 一方で紛争や貧困などの影響で通学や放課後どころかほとんどの子供が学校に通うことすらない国、あるいは通学に馬やロバを使ったり小舟で川を渡るなど、逆に日本から見るとちょっとした ファンタジー を感じるような国や地域もあります。 また日本でも、徒歩通学はともかく地方都市で電車での通学が当たり前になったのはそれほど古い時代でもありません。 ともあれ、世界的に見ると親の送り迎えが主な通学手段となっているケースが多い中、友達同士で安全に登下校ができる日本の良さは失いたくないものですね。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2006年10月5日)
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