同人用語の基礎知識

方眼紙スキャン

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ある意味、名実ともに手動スキャン…方眼紙スキャン

 「方眼紙スキャン」 とは、まだグラフィックスキャナーやペンタブレットがなく、さらにマウスすらパソコン (マイコン) についてないキーボードオンリーな時代に、イラストマンガ などの図案を取り込むために行われていたテクニックの一つです。

 具体的な方法としては、まず好きなイラストなどの上に方眼紙をかぶせてトレースして写し取ったり、方眼紙そのものにイラストを描いたり、方眼定規などで元絵の上に線を引き、図案の輪郭や要所要所の 「座標」 を求めます。 次にこの座標数値をパソコンなどに打ち込んでグラフィックデータとして利用します。

 実際は後にいうグラフィックデータとはかなり違ったりもするのですが (グラフィックソフトやローダーで表示するための 「データ」 ではなく、それ自体がモニタ上にグラフィックを表示するプログラムのようなものでした)、これによりマイコンやパソコン上に文字などのテキストデータだけではなく、「」(ドットの集まりによるイラスト) を表示させたり、動かすことが可能になりました。

 当時はモニタの発色性能も低く、モノクロだったり8色カラーだったりもするわけですが、ともあれこれでモニター上にアニメチックなイラストを描いたり、様々な模様や図形を描くことが可能になりました。

 なおこうした方眼紙を利用するイラストレーションの方法は、紙の上で完結するイラストの世界でも、図案の拡大縮小の際には昔からよく利用されていました。 現在ではコピー機やパソコンで図案の取り込みやコピー、拡大縮小など一瞬でできますが、1980年代くらいまでは、それこそ 「大仕事」 のうちだったりもしました。

サランラップを使う 「ラップスキャン」 なども

 なお、同じくスキャナーがまだ高価で手が出なかった頃、その代替方法として行われていた貧乏くさいパソコン線画取り込みテクニックに、ラップスキャン というものもありました。

 こちらは原画をサランラップに写し取り、それをパソコンモニタに貼り付けて、グラフィックソフト上でマウスでなぞって取り込む方法でした。 グラフィックソフトやマウスがない時代には、座標取得をPC上で行うだけの方法だったラップスキャンですが、ソフトやマウスが普及すると、座標取得→数値入力段階を飛ばして、直接マウスで描写することが可能となり、かなり作業効率が上がることに。 この方法は1990年代中頃までは、比較的みかける方法でした。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年3月1日)
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