同人用語の基礎知識

MAKI

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「MAG」 へと連なる、日本の同人コンピュータグラフィックの始祖

 「MAKI」 とは、後に機能拡張され MAG となって一世を風靡した画像フォーマットの前身となるバージョンの画像フォーマットのことです。 NECのパーソナルコンピュータ、PC-98 シリーズおよび互換機 (EPSON PC286/ 386シリーズ) 用のフォーマットで、扱いやすさから人気となりました。

 名称の 「MAKI」 は、草の根BBS の、まきちゃんNET (MAKIchanNET/ まぐろBBS方面) 上で有志が開発、発表したことに由来し、後に NIFTY-ServePC-VAN といった全国ネットの大手ホストを経由して、広く他のネット局でも使われるようになりました。

 アナログ16色発色 (パレットにより任意の 16色を使える) で、画像サイズは 640x400 ドットとなります。 MAKI01A と MAKI01B の2つがあり、拡張子は 「.mki」。 作者は後に 「MAG」(MAKI02) も開発された、Woody-Rinn さんです。

通信向きの圧倒的な軽量化 (高圧縮性) で人気に

 「MAKI」 の最大の特徴は、通信向きの高い圧縮性 (ただし単体での圧縮性能は、後の MAG に劣る) でしょう。 さらに扱いやすいデータ作成ツールがあったこと、当時の MS-DOS系 パソコンのOSやハードウェア (モニター、グラフィックボードなど) の性能に対して必要十分なグラフィックのクオリティを持つことから、パソコンを使って を描く人たちの注目を大きく集めました。

 知名度や、日本のパソコンや ネットパソコン通信) を使った 「お絵かき」 に対する影響力は、改良後継版の 「MAG」 が余りにも有名で絶大な影響力を持つことから 「MAKI」 は地味な印象もありますが、このフォーマットの登場は 「パソコンを使った新しい創作の時代が始まる」 という印象を強くもたらす、画期的な出来事でした。

 なお 「MAKI」 や 「MAG」 と双璧をなす日本発の画像フォーマットに、「Pi」「PIC」 系統もあります。 こちらは 「やなぎさわ」 さんが考案、開発した画像フォーマットで、PICは 「X68000」 パソコン向け、Pi は PC-9801 用のフォーマット (PIC に比べ色数が少ない) となっています。 当時筆者のサークルでは フロッピーディスク で同人CG集を作っていましたが、「MAG」 と 「PIC」 は必須のフォーマットとなっていましたね。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年3月4日)
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