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アンロック商法

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「DLC商法」 よりさらに嫌われる 「アンロック商法」

 「アンロック商法」 とは、ゲームソフトなどを DVD などの物理媒体で販売した際、その内容の一部にソフトウェア的なロック、「鍵」 をかけてそのままでは利用できなくして、ユーザーが改めて追加の別料金を支払うことで利用できるよう鍵を解除するシステム、商売のことです。

 似たものに、ゲームの追加要素 (アイテムやステージ、クエスト など) を別料金で ネット を通じて配信する DLC商法 というものがあります。 店頭での DVD 販売を行わずにゲーム本編のダウンロード販売なども広まる中、これらはしばしば複合して行われることもあります。 その場合には、「アンロック式DLC商法」 などと呼ぶ場合もあります。

ファン心理、感情を逆なでする 「アンロック商法」

 「DLC商法」 などもそうですが、「後出しジャンケンで ファン の足元をみて小銭を稼いでいる」「ロック状態では実質的な機能限定版、不完全版であり、最初にそれを告知しないのは不誠実だ」「内容的に、追加要素、アンロック要素が入って初めてまともな ゲーム (商品) になるくせに、最初の段階から金を取って不完全なものを売るのは納得いかない」「だったら無料の体験版で出せ」 など、とかく批判の多い課金システムといえます。

 とりわけ 「アンロック商法」 は、すでにデータそのものはユーザーが対価を支払って購入しているので、「その対価はロックされていない部分のみに対する価格設定の対価だ」「データが手に渡ったことと、それを自由に使えるかどうかはまた別の権利、すなわち料金の話だ」 との理屈がメーカー側にあるとはいえ、ゲーム購入者の心情的には、一部で納得できないものもあります。

 また 「DLC商法」 の場合、お金はかかるものの追加要素が入るたびに自分の好きなゲームをいつまでも末永く新しいものとして楽しむことができますが、「アンロック商法」 の場合、追加要素ではなく、あくまで 「すでにある要素の解除」 に過ぎないため、「人気があればいつまでも追加要素が配信されて、このゲームをずっと楽しめるかもしれない」 というファン心理も満足させてくれません。

「お金は払うが、そのやり方が気に食わない」 的な

 ゲームや作品といっても、それは 「商品」 であり、買う人がいて初めて成立する商売です。 もう少し反感を買わずにすむ方法を模索できないものなのか…とも思いますが、ゲーム業界も冬の時代が長いですし、上手い着地点はまだ見つかりそうもない感じです。

 ただ一度クリアした後に新しい隠しステージが現れるなどの 「追加出費を伴わないアンロック処置」 には批判は少なく、多くの場合 「やりこみ要素」 としてヘビーユーザーから歓迎されていますから、やっぱり 「金の切れ目が縁の切れ目」 なんでしょうか。 本当のファン、訓練 された おたく は好きなゲームにはお金を払いますから、「信者 が気分よくお金を払えるように、もっと上手く搾取ってくれよ」「養分 くらいうまく操縦しろよ」 ってのが、本当のところかも知れません。

 なおシリーズものの アニメ などで、最終回などを放送せずに 「この作品の結末はお金を出して DVD を買って見てください」「続きは劇場で映画を見てください」 といった放映スタイルを行う場合は、批判的に あのね商法 などと呼びます。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2005年4月15日)
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