同人用語の基礎知識

ネット/ Network

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おたくや同人の世界を大きく変えた 「ネット」

 「ネット」(Net) とは、日本語で 「網」 のことです。

 この本来の意味の他に、パソコンや携帯電話、携帯端末が通信プロトコルを利用して電話回線などを通じ網のように繋がっている状態を ネットワーク (Network) と呼び、それの略称、代名詞としてもネットは使われています。 これらのネットワークの中には、パソコン通信インターネット (Internet)、イントラネット (Intranet) などがあります。

パソコン通信とインターネット

 パソコンやワープロ、携帯電話やフィーチャーフォン、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル端末を利用するための ネット には様々な方式やスタイルがあり、その歴史も古いものです。 しかし現在ネットと云えば、大きくわけて 「パソコン通信」 と 「インターネット」 とに分けられるでしょう。

パソコン通信時代 (1985年〜1997年)

パソ通時代を本格的に切り開いたアスキーネット、1985年5月に開局
パソ通時代を本格的に切り開いたアスキーネット
1985年5月に開局

 パソコン通信とは、ホスト局と呼ばれるサーバやパソコンに、利用者がそれぞれ自分のパソコンからモデムを通じ電話を掛けることで接続するタイプの通信です。

 初期は音響カプラ、末期には電話をかけずに直接接続するタイプ (ISDN など) も広がりました。 年代的には、1980年代から1990年代前半〜中頃に主流の通信方法でした。

 ホスト局の規模や内容、運営母体の種類は様々あり、実験的なもの、ボランティアや個人の趣味ベースで運営される非営利の小規模なものを 草の根BBS や 草ネット と呼んでいました。 一方、ASCII-NETNIFTY-ServePC-VAN、日経MIX、People、マスターネット、CompuServe などの大規模な営利ホスト局は、大手商業ネット、商用ネットなどと呼んでいました。

 パソコン通信の場合、利用者はネットに接続したら、原則として接続先の一つのホスト局がその時点で利用できるネットの全てであり、いわば 「閉じたネットワーク」 とも云えます。

 接続はモデムを通じ電話を掛けることで行いますが、事前にログインのためのIDとパスワードが必要なものが多く (試しにログインするための Guest 用IDとパスもあります)、事前もしくは Guest用ログインで会員登録などを行い、接続のための資格を得る必要があります。 異なったパソコン通信ホスト局同士で連絡をとりあう方法は末期まで原則として存在せず、会員登録などは郵便を使った手続きが必要な場合が多かったものです。

インターネット時代 (1995年〜)

日本初のホームページ、文部省筑波研究学園都市の高エネルギー物理学研究所(KEK)の情報サイト
日本初のホームページは1992年9月30日に発信
文部省筑波研究学園都市の高エネルギー
物理学研究所(KEK)の情報サイト

 インターネットの場合、利用者はプロバイダーを通じてインターネットに接続し、ウェブブラウザなどを使ってサーバ上で動作するサービスやプログラム、 コンテンツ を横断的に利用したり、自分以外の利用者のパソコンや情報端末と直接接続して、情報やデータのやり取りをします。

 こちらは複数のサーバやホストがネットを通じて有機的に繋がり、いわば 「開かれたネットワーク」 と云えます。 1990年代中ごろからインターネットの一般の利用者が増え始め、いわゆる IT革命 を挟んで2000年代以降は、こちらが通信の主流ともなっています。

 なお 「www」(World Wide Web) はインターネット上で利用可能なハイパーテキストシステムで、HTML や XHTML といったものが代表的なものとなります。 ウェブサイトは、これらの技術を使って作られています。

 ネットに繋ぐためのログイン (IDとパスワード) が必要なのはパソコン通信と同じですが、一旦つないでしまえば、インターネットに接続しているどこのウェブサイトに行くのも自由、異なったプロバイダとの連絡も可能となります。 申すまでもありませんが、この 「同人用語の基礎知識」 サイトは、インターネットのサイトとなります。

 それぞれで利用者の多い代表的な人気のサービスに、電子メール や コミュニティサービスである 掲示板チャット、データライブラリ (ファイルアーカイブ)、インターネット時代になってからの ブログSNS動画共有サイトゲーム などがありますが、根本的な情報インフラとしての役割 (利用者同士が情報やデータのやり取りを行う) は同じです。

同人・おたく・腐女子系にとって、なくてはならないネットという存在

ネットやパソコンが、あって当たり前の時代に
ネットやパソコンが、あって当たり前の時代に

 1990年代後期のパソコン通信や、2000年代以降のインターネット時代は、一般人 の利用者も爆発的に増え、ネットが 「特殊なパソコン技術者やマニアの情報交換の場や趣味の場」 ではなくなっています。

 ただしそれぞれの最初期には技術者による実験的な利用や、パソコンマニア、コンピュータマニアの趣味、ホビーとしての利用がとても多いものでした。

 俗に おたく三種の神器 とも呼ばれますが、コンピュータやパソコン、ネットの利用などは、長らく おたく と呼ばれるような人たちの牙城のような雰囲気が強かったものです。

 技術者やおたくという生き方が、膨大な情報やデータを必要とする職業や生き方であるためか、その親和性はとても高いものだったんですね。 おたくの代表的な趣味である 「無線」 などとも連続性が高く、それに伴い、独自のネット文化や様々な専門用語、ネットスラング なども登場しました。

 それが劇的に変わってきたのは、日本においては携帯電話によるメールやネットの利用と、ビジネス分野におけるネットの活用からだと思いますが、以降はごく普通の誰でもが利用する、いわば道路や水道のような、あって当たり前の社会基盤、空気のようなインフラの一つとなっているといって良いでしょう。

 ネット特有の文化や用語、サービスなどは、それぞれの項目に詳しい解説があります。 お時間がありましたら、どうかお付き合いください。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年2月5日)
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