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バイブレーター/ バイブ
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バイブと云えば、異物挿入では定番の、大人のおもちゃ…

 「バイブレーター」「バイブ」(Vibrator) とは、主に男性器の形をした電気モーターで振動する大人のおもちゃ、女性用のオナニー器具のことです。 マスターベーションデバイスなどとも呼ばれます。

 現在でこそ、携帯電話の着信に無音のバイブ設定があったり、ゲーム機のコントローラーに振動機能がついていたりで一般にもかなりなじみのある言葉となっていますが、一昔前までは、肩こり用の按摩器を除けば、電気で振動を与えるような機器がほとんど日常生活に存在していませんでした。

バイブレーター

 結果、「バイブ」 と云えば、いわゆるアダルトの世界で使われる 大人のおもちゃ としてのそれの、ほぼ一般名称となっていた時期もありました。 ちなみに本来は、バイブレーション (Vibration) すなわち 「振動」 を与える器具全般を指す言葉です。

 形状は棒状もしくは男性器そのものの形をしていて、いわゆる 「張子」「こけし」 と呼ばれるもので、日本語では 「電動こけし」 などとも呼ばれていますが、現在は電気モーターによる振動機能がないものでも、便宜上 「バイブ」 とまとめて呼んでいるケースが多いようです。

 また小さいカプセル状のものや、細くて張子とまでは呼べないような形状のものは、「ローター」(Rotor) とも呼びます。 一時期、淫靡なピンク色のものが安価で出回っていた事もあり、その印象から 「ピンクローター」 と呼ぶ場合もあります。 他にも 「ディルト」(Dirt) などという呼び方もあります。

あくまでジョークグッズ、おもちゃなんです…

 なお 「大人のおもちゃ」 という呼び方になっているのは、言葉としての 「しゃれ」 の意味のほか、ある種の 「ジョークグッズ」 として取り扱わないと、現実の使い方として人体に挿入したりを繰り返す電気製品であることから、厚生省などが定める安全のための厳しい許認可を得なければ販売ができなくなってしまったりするからのようです。

 医療品や法的制限のある健康器具ではなく、あくまで 「おもちゃ」 という訳ですね (とりわけアメリカなどでは、かなり法規制がうるさいようです)。 

用途に併せて様々な形状やサイズのものが

 バイブやローターには様々な形状のものが用途別に揃っていて、代表的な男性器 (ペニス/ おちんちん) の形をしたもの、表面にイボイボがついていたり、棒状の突起が1本ではなく、大小2本、3本ついているもの、女性の性器に挿入というよりは すっぽりと丸ごと入ってしまうような小さいカプセル形状のものまで多種多様です。

 一般的には女性が オナニー をする時に使うものですが、ほぼ全員がオナニーを行う男性と異なり、女性はオナニーをする割合が低く、また男性がそうであるように、わざわざ器具まで使ってオナニーする割合もかなり低いので、実際は男性が買ってきてパートナーに使ったり (ラブホテル (ブティックホテル) の室内に自販機による販売があったりします)、あるいはアダルトビデオやエロマンガに登場するアイテムのような扱いで目にするケースが大半のようです。 まぁ女性誌に肩こり用と称して通販広告なんかも結構載っているので (電動按摩器、略して電マなどと呼びます) 、それなりに売れてはいるんでしょうけど。

 なお実写の場合、本物の男性器ではないので、バイブ自体にモザイク処理は必要ないようですが、マンガ に描く場合は、あまりに男性器の形状に似たものは、そのまま描くと問題があるようです (見分けがつきませんものね)。 なおセックスなどで相手の男性器以外のものを挿入する場合には、異物挿入 なんて ジャンルカテゴリ の名前で呼ぶケースが多いようです。

原型の歴史は古く、また洋の東西を問わず存在します

 造形的には男性器の形状を真似ている場合が多いのですが、欧米などでは動物をかたどった意匠になっていたり、日本の場合は 「こけし」 などと呼ばれるように、亀頭の部分に こけし人形のような顔がついているものも一頃はメジゃーなものでした。 現在は造形技術や素材も改善され、さらに複雑でカラフルな造形のもの、クリアタイプ (スケルトンタイプ) のもの、あるいは本物の男性器とそっくりなリアルタイプもあるようです。

 女性の同性愛用の張子 (2本の男性器がつながったような形のもの) もあり、これらは江戸時代の浮世絵 (春画) にも描かれているくらいですから、一部の神社などにある男性器をかたどったご神体なんかも含め、歴史はかなり古そうです。 天狗の鼻などに比喩されるケースもあり、実際に小道具として天狗のお面を使うようなエロ小説、官能小説などもあります。

 ちなみに世界最古のバイブ (張り子) は諸説あるものの、2010年にスウェーデンで発見され、同年7月に報じられた長さ15.24センチ、太さ2.32センチの、およそ紀元前4000年前のものがあるそうです。 紹介したのがイギリスの大衆紙、「The Sun」 なので、信憑性はちょっとあれですし、仮にそれが本当に4000年前の物でも、いわゆる大人のおもちゃ的なアイテムだったのかは不明ですが、もし真実なら人類は昔も今もあんまり変わらないといった感じなのでしょうか。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2001年6月11日)
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