痴女…それはM男と組み合わさって最高に光り輝く…
「小悪魔制服痴女 成瀬心美」 MARX Brothers co.(c)/ 120分/ 2,980円 |
同人 の世界や風俗サービス、エロサイトなどにおける 「痴女」 とは、いわゆる男性の 「痴漢」 とは若干意味が違い、「淫乱」 の、より強調された言葉としての ニュアンス を持っています。 「痴女モノ」 と云えば、必ずしも 露出願望 のあるエッチな女性や満員電車の中で男性にイタズラする女性の物語だけ…と云う訳ではない点が重要です。
ちなみに元々は、痴漢の対義語として草の根的に普及していた言葉ですが、現在のように再定義され普及したのは、マゾの属性を持つ男性向けのアダルトビデオやその影響を受けた性風俗 (イメージクラブなど) などからでした (M性感、痴女プレイ等)。
エッチしか頭にない色情狂的な
一般的には性的行為が大好きな 「淫乱」 のさらに上、モラルも消えた色情魔、ビッチ で時には 公衆便所 な文字通りの 変態 な女って意味でしょうが、男性から性的行為の主導権を完全に奪い取り、その体を弄んだり、さらには場合によっては拘束具で男性の身体の自由を奪う場合もあるので、属性的に一番近いのは、SM における 「女王様」 かも知れません。
ただし女王様が 奴隷 であるM男に決して体を開かない (真性の場合) のに比べると、痴女はもっと融通が利きます。 積極的に自分の陰部を男性に触らせたり、複数の男性に同時に性行為を求めて乱交を望む場合もあります。
また他の変態プレイやアダルト作品に比べ、素人 を名乗るケースが多いのも特徴でしょうか。 「実際にこんな女性がいたらいいな」「あまりに美人より、そこらにいそうな女性の方がリアリティがあって燃える」 などと、男性側の都合もありそうです。
とりわけ性格がキツそうな ギャル などは珍重されています。
「女王様」 と 「痴女」 の違いと類似点
「人のチンポコを笑うな 工藤れいか」 ドグマ(c) 124分/ 3,990円 |
ところで 「SM」 における女王様の場合、多くは奴隷となる男性との1対1が基本で、仮に奴隷のM男が複数の場合でも女王様はあくまで一人なんですが、痴女の場合は人数に制限はありません。
1対1のほか、複数のM男に痴女1人や、逆に一人のM男に痴女複数ってのもあります。 一部のプレイ (オナニー手伝い) などでは、複数痴女がむしろ多数派だったりもします (この場合、主役はあくまでM男)。
「痴漢」 は男性側の性的好みなどで生まれたものですが、その意味では 「痴女」 も、男性側の 性癖 から 「都合の良い女」 として望まれた性格や性癖を組み合わせて作り上げ生まれた、M男の理想像としてのフィクションと云えそうです。
風俗やプレイとしての痴女とは
「痴女」 の代表的なプレイスタイルと云えば、手コキ (男性のアレを手でしごく)、足コキ(脚コキ/ 男性のナニを足で踏んだりこすったり、両足で挟んでしごいたりする)、踏んづけ (男性のナニや体を踏んづける)、言葉責め (プライドをへし折るような罵詈雑言を浴びせる)、乳首舐め (男性の乳首を嘗め回す) などなど、男性が受身になって、女性側から愛撫や肉体的虐待をしてもらうスタイルが大半です。
さらにはオナニー手伝い (男性が オナニー している姿をそばで見てあげる)、キス手コキ (女性主導でキスをしながら手コキする)、などがあります。 その際、痴女は、あくまであっけらかんと能天気に笑っているか、もしくは男性を下に見下し面白がって笑っているか、そのどちらかが良いようです。
痴女複数の場合 (集団痴女ものなど) は、いじめっ子 (痴女) がいじめられっ子 (M男) を取り囲んで、まさに性的なおもちゃにして虐めているような感じですね。