同人用語の基礎知識

アスキーアート/ AA/ 文字絵

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草の根BBSのOP画面などに良くありました…

 「アスキーアート」、「AA」 とは、テキストファイル型式で作られる、文字キャラクタを使った一種の CG作品 の事です。 一般に 顔文字 (文字顔)、フェイスマーク も 「アスキーアート」 と呼ぶ場合がありますが、そしてそれは言葉的には必ずしも誤りではありませんが、本来は 「_」 や 「−」 などの記号を線に、「・」 や 「:」、「…」 等の記号を ドット として扱う線画、点描画 (一種の分割描写法) のような作品を示す言葉でした。

 ちょっと… だいぶ趣は異なりますが、一例として、ルナPボ〜ルのアスキーアートモドキを作って、下に掲載してみます… (^-^;)

   l       ○    
   l      /    /l
   l  _ _/__   / l
   l  ~ ~  ̄::::、/  /l
   l       :::`、 /:l
   l    C  ::::`\:l
   l         :::::ヽ
   l__    __::::::l
   l ○ \  / ○ \::::l
壁  l ̄ ̄\l l/ ̄ ̄\l:::l
   l         :::::l
   l    人   :::::::l 「・・ そっ ・・」
   l    U   ::::::::l
   l       ::::::::ノ
   l      ::::::::/
   l     ::::・・´

 こんな感じでしょうか…。

 って、上記の例はあまり参考にならないかも知れませんが (じゃあ載せるなよっ)、何となくこんな感じのテキストベースの イラスト は、皆さんもどこかの 掲示板 で見たことがあるんじゃないでしょうか。

画像が扱えない場所で画像モドキを表示するにはこれしか

 こういった作品は、パソ通 などテキストベースの通信が主流だった頃に生まれ、様々なものが多くの人の手によって作られました (あたしも当時、さんざ作りました)。 メール の際のちょっとしたオマケ、また草の根BBSなどのトップ画面にもよく使われていたものでした。 なお厳密に云えば、Ascii は英文文字コードなので、アスキーアートと呼ぶのは正確な使い方ではないですよね (日本語は JIS コード)。

 慣用句として定着しているので、それはそれで構わないと思いますが、顔文字なども含め、なんでも向こうからの輸入品だと思って表記するのは、ちょっとなんだかなぁ…と思います。 なお 「JIS コードアート」「Shift_JIS ART」 などと呼んでいるコミュニティなどもあります。

 ところで当初は、作成に職人芸的な趣のあったアスキーアートでしたが、画像ファイルからテキストファイルに変換するフリーウェアソフト等の登場により (「mag2tty」 (ひさみつさん作) など)、見た目の印象はだいぶ違うものの、そこそこのものは誰にでもある程度簡単に作れてしまうようになりました (マウスオペレーションによる、アスキーアート専用の画像ソフトもありました)。 また インターネット の普及でバイナリ画像データ自体の取り扱いもウェブサイト掲載やメール添付などで簡単に行えるようになり、一部のテキストベースのパソコン通信上以外では、もはやそれ程需要のある作品形態ではなくなりました。

あめぞうや2ちゃんねるなどの掲示板でパソ通以上の盛り上がりが

 てな訳で、新しい作品も作者も、一時はほとんど見かけなくなってしまったのですが…その後上の例の様なちょっと怪しいものに関しては、「2ch」(2ちゃんねる) などの掲示板系で復活。 時期的にパソ通からインターネットに移り変わる時期でしたし、職人がこぞって移住したって感じなんでしょうか。 という訳で、こんにち、ネット のそこかしこで、頻繁に見かけるようになりましたね… (^-^;)。 略して 「AA」 と呼ばれ、代表的なものは 「モナー」 と呼ばれるネコっぽい キャラ が有名です (バリエーションはほとんど無数に)。

 当初せいぜい4〜5行くらいの大きさだったのですが、面白い 「AA」 を制作・発表する 「AA作家」 が登場し、またそれらの作品を見に来る 「観客」 が集まるにつれ、段々と作品も大型化。

 それに伴い作成に高いスキルが要求されるようになり、自分で 「AA」 を作れない人がそれらの作品を勝手にそこら中の掲示板にコピペして回ったり (AA荒らし)、あるいは自分では 「AA」 を一切作らないのに他人の 「AA」 をしたり顔・どや顔 で論評したり貶したり…なんて人が多く現れるような状態になってきて、段々と衰退して来ているのは残念です (モナー発生は 2000年1月 (原型)、ピークは 2000年の夏あたりでした)。 → 顔文字 (文字顔)

 なおアスキーアート (AA) を使ったり、AAなどの話題で雑談することをAA雑談 (A雑)、独り言の場合はAA独り言 (A独) と呼ぶ場合もあります。

アスキーアートキャラをめぐるあれやこれや

モナー  2002年6月2日、玩具メーカーのタカラが、掲示板などで親しまれているAAキャラクター名 「ギコ猫」 の商標登録を出願していたことが判明 (同年3月12日、商標 「ギコ猫」(称呼:ギコネコ、ギコ) を出願)。

 ネットコミュニティの住人らは 「自然発生的に生まれ、不特定多数の ネット 住人が育ててきた共有財産であるキャラクター名を、いち企業が商標登録し独占するのはフェアではない」 と猛反発。 タカラは予定していた商品計画の白紙化と、出願の取り下げ、および謝罪を表明するという騒動が発生しました。 この時のタカラ側の対応は迅速な上に真摯なもので、一部のネット住人からは 「むしろタカラのイメージが上がった」 とする評価もあるようです。

 2005年9月4日、掲示板などでネットコミュニティの住人に親しまれてきたAAキャラ 「モナー」 をインスパイヤ(ア) したキャラ 「のまネコ」 を avex が大規模に版権ビジネスの核として展開すると発表。 「2ちゃんねる」 を初め多くのネット利用者から反発を受けています。

 前年より 空耳 の歌詞が人気となりネットで話題となっていた 「恋のマイヤヒ〜」 の FLASH が元となったキャラ展開に、掲示板では 「共有財産の剽窃ではないのか」 との書き込みが殺到。 どのように決着がつくのか分かりませんが、誰でもが自由に使えるパブリックドメイン的なキャラクターを奪うようなことはしてほしくないですね (その後、結局たいして盛り上がらないまま、自然消滅の形で消えてしまいました…)。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年4月25日)
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