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コピペ荒らし

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ある意味もっともオーソドックスな荒らし… 「コピペ荒らし」

 「コピペ荒らし」 とは、ネット掲示板ブログコメント欄 などに無意味な文章・文字列を何度も コピペ (貼り付け) し、運営 を妨害したり他の参加者に対して嫌がらせを行う 荒らし のことです。

 通常は何度も執拗に 書き込み を行うため (連続投稿・連投)、「連投荒らし」 と複合するケースが多いでしょう。 またコピペする文章は短いものもあれば、書き込み制限文字数ギリギリの長文になったり、文字列に不快な文言や有害文字を含める場合もあります。

ひたすら連投したり、短文・長文、様々なパターン

 書き込む文字列の長さに関わらず、ひたすら連投しがちなのがコピペ荒らしの代表的なパターンでしょう。 連投によって他の利用者の書き込みはどんどん押しやられて読みにくくなってしまいますし (いわゆる流れる状態)、その内容が 「バカ」「死ね」 などだと、見ている方も不快になってしまいます。

 一方、書き込む内容が長文の場合は、単に他の利用者の書き込みを流すだけでなく、掲示板などの書き込み容量 (データ量) を無駄に消費する目的もあります。 2ちゃんねる などの一部の掲示板では、一つの スレッド で保存できるデータ量 (文字数) に制限を設けている場合もあり、極端な長文を大量に書き込むと制限を超えてスレッドの利用ができなくなってしまいます。 また通信速度が貧弱な 環境 で利用している人は、膨大な文字数が通信容量を圧迫し、閲覧も厳しくなるでしょう。 これは、巨大な アスキーアート を貼る場合も同じです (こちらは 「AA荒らし」 とも呼びます)。

 さらに悪質なものでは、有害文字 (コンピュータウイルス と関係するような言葉 (LOVELETTER とか I LOVE YOU とか、特定の特殊な記号、有害サイトの URL など) を文字列に混ぜる場合もあります。 これらは単なる文字なので、別にウイルスとして機能するわけではありませんが、パソコンなどにウイルス対策ソフトが入っていると閲覧しようとしても弾かれたり、検索エンジンの検索結果から除外されるケースもあります。 これによって正当な利用者が利用しにくくするわけですね。 また中には、環境によっては実際にパソコンなどに損害を与えかねない Java Script コード や OS コマンドなどを書き込むケースもあります。

ある種の狂気を感じるコピペ荒らし

 また 「死ね死ね死ね死ね…」 といった同じ文字をひたすら制限いっぱいまで書き込むタイプのコピペ荒らしは、それが荒らしとしてありふれたものなのだとしても、見た時の不快感や狂気を感じての薄気味悪さ、インパクトはなかなかのものがあります。 2ちゃんねるといった大型掲示板でも迷惑千万な行為ですが、個人のサイトやブログに設置された掲示板やコメント欄などでこれをやられると、サイトの 管理人 のメンタルをゴリゴリ削りかねないくらいの悪質さです。

 掲示板などを運営していると、荒らしに巻き込まれるかどうかは運次第の部分もありますが、荒らしに対応する機能 (連投の禁止、荒らしが使っているプロバイダの制限、書き込み文字数の制限、有害文字列の制限や置き換え (サニタイジング) などなど) を使っても対策は容易ではなく、かといって相手にもできず スルー もできず、何かと頭の痛い問題だと云えるでしょう。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2006年4月23日/ 項目の再構成です)
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