同人用語の基礎知識

閉鎖空間

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涼宮ハルヒがイライラすると…「閉鎖空間」

 「閉鎖空間」 とは、アニメ も大ヒットした人気の ライトノベル 作品、「涼宮ハルヒの憂鬱」(谷川流/ 角川書店/ 2003年6月〜) の作中設定のひとつです。 現実の世界と瓜二つの世界ですが、人間など生物は存在しておらず、街や学校などの 「風景」 だけが存在する異空間のような場所となります。

 本作品のヒロイン、涼宮ハルヒのイライラが極限まで高まると、本人が意識しないところで青い巨人である 「神人」 と共に 「閉鎖空間」 が出現。 そこで 「神人」 が暴れまわって街を破壊するなどして、ハルヒのイライラ、不機嫌を吹き飛ばし、ストレスの解消をします。 ただしそのまま放置したり、ハルヒのイライラが限界に達すると、「閉鎖空間」 が拡大して 「現実の世界」 に取って代わり、閉鎖空間自体が 「現実」 となってしまいます (逆にそれまでの現実世界は消滅してしまいます)。

 ハルヒ自体はその存在に気がついていませんが、このまま放置して現実世界と入れ替わってしまっては大変だと、超能力を使ってその 「閉鎖空間」 に干渉し、「神人」 を消したり、ハルヒがストレスを溜めて 「閉鎖空間」 が生まれないように監視する人たちがいます。 代表的なのはメインキャラクターの一人でもある古泉一樹で、自身の超能力を使って 「閉鎖空間」 に入り込みますが、本来はその世界に入れないはずの主人公、キョンも、この世界に入り込むことがあります。

空想で現実世界のイライラを解消したり…

 「閉鎖空間」 の概念は涼宮ハルヒの世界観の重要な要素のひとつで、ストーリーの核心部分とも密接に関係しています。 その内容も、古泉からキョンへの説明の形で本編で触れられています。

 具体的にそれが何で、作品の中でどのような意味を持つのかは作品を見て理解してもらうしかありませんが、まぁ誰だって思春期の頃は 「ムカつくけど実際に手を出せないヤツを自分の頭の中で殴り倒す」「思い通りにいかなくて、いっそこの世の中が滅べばいいと思ってしまう」「大事な人はその世界に入れて独占したくなる」 ものですから、作品に触れる人の年代にもよるのでしょうが、こうした設定を懐かしく感じたり、設定の意味がちょっとピンと来ないなどの 読者 の受け入れ方の温度差はあるようです。

 それとは別に、「閉鎖空間」 という言葉が ネタ の用語として おたく な人たちの会話とか、ネット の書き込みなどで使われる場合もあります。 妄想 のことだったり、引きこもり の部屋のことだったり、狭い場所 (例えばトイレとか満員電車の中とか) を表すシャレとして、使われる場合もありますね。

大ヒットアニメの設定として知られているものの

 ハルヒ役の平野綾さん (スペースクラフト・エンタテインメント/ ランティス) を一躍スターダムに押し上げ、作品も近年稀に見る規模で大ヒットした人気作品ですが、「涼宮ハルヒの憂鬱」 や ハルヒシリーズを知らない人にとっては、「閉鎖空間」 という言葉はちょっと謎な専門用語になるのかも知れません。

 なお 「妄想が現実になる」 という意味で使われる言葉には、リアルブート (概念としてはまったく別です) なんて言葉もあります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2006年11月22日)
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