同人用語の基礎知識

キャンペーン型妄想/ 連続妄想

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小学生の頃から何十年も頭の中で活躍する主人公… 「キャンペーン型妄想」

 「キャンペーン型妄想」 とは、妄想 が数時間、数日間のスパンではなく、数ヶ月から数年に渡って続いてゆくものです。 「連続妄想」「連続脳内ストーリー」「続きもの妄想」 とも呼びます。

 ここでいう妄想は、精神医学などでいう病的 (メンヘラ 的) な妄想を指さず、子供の頃なら誰でもがやってしまう、アニメゲームマンガ などに影響を受けて自分をヒーローとして夢想する行為のことになります。 自分が既存作品のキャラに成り代わったり、作品の世界観の中に自分が現れたり、自分の現実の生活の一部に既存作品のモチーフが登場する (校庭にUFOが降りてくる、教室に異空間へのトンネルが現れる…など) が、代表的です。 その後それが、細切れのままいつしか独立した大長編妄想のようになり、様々な キャラクター が設定され登場したり、伏線を張って将来の妄想への布石にしたりと、様々な趣向を凝らすものとなります。

 多くは自分の頭の中だけ、脳内 だけの世界の話となりますが、場合によってはこれを 元ネタ としたマンガや小説、ライトノベル を執筆したり、職業としてのクリエーターの出発点となることもあり、多くのプロ作家、同人作家 が、ついやってしまう、誰でも身に覚えのある安上がりで独特な 「一人遊び」 と云えるでしょう。

退屈な授業、寝る前の布団の中は、まさに妄想ワールド

 俗に 中二病邪気眼 などとも呼ばれますが、思春期の頃に自意識が大きくなり、しかし現実の世界ではちっぽけな子供である自分の存在が厳然とあり、その中間を埋めるような 「自分が活躍する妄想」 は、楽しいものです。 自分が主人公でなくても、自分の分身となるキャラが妄想の中で縦横無尽に活躍したり、時にはピンチになったり、場合によっては後継者にその座を譲るまで話が発展するケースもあります。 また男性の場合、自分を美少女化したり、女性なら男性化したりもお約束でしょう。

 こうしたものは、ドリーム小説 とか フリートーク の一部 (対話風フリートーク とか) などとして創作物の形となったり、大掛かりなマンガや小説になったりもしますが (漠然と将来は小説にまとめたい、映画化したい、などとも夢想する)、大半は自分の頭の中だけで終わってしまうものです。

 普通は何か別のことに興味が移ったり、年齢を重ねて妄想する気分になれなくなるなどして、いつしか 「卒業」 となるのですが、一方で、子供の頃から何年も何十年もひとつの物語を延々と頭の中で妄想し続け、「別の世界」 を自分の中で持つ場合もあります。 場合によっては、妄想の中に登場するヒロインがあまりに可愛く健気で、夜中に 「ああああああああああああああああ」 となることもありますが、誰に迷惑をかける趣味でもないですし、これはこれで一つの立派な趣味だとも云えるのかもしれません。

テロ組織を撃退、戦国時代にタイムスリップ、学園祭でヒーロー…

 筆者も子供の頃からいくつかキャンペーン型妄想を持っていて、未完のまま自然消滅した話もあるのですが、いくつかは頭の中に残っていて、就寝時にベッドや布団の中で、気まぐれに話を進めることもあります。 中学時代にはあれこれ設定を考え、キャラデザも行い、ノートに書いては頭を捻っていたものです。

 意識が朦朧とし、そろそろ眠りに落ちるな…などと思うと、翌日に向けての予告編なども頭の中で描いていました。 地球を救う、世界を救うといったスケールのものはほとんどなく、たいていは国の命運を左右する戦いに赴くレベルですが、一部は長大な脳内サーガ状と化し、正直、これまでに何度も国を救っています。

 外部に漏れたら即死効果がありますが、こういう世界を持っている人は おたく同人 の世界では結構多いようで、ちょっとだけ酒飲み話で取り上げると、思わず盛り上がったりもするのが楽しいです。 年齢を重ねると、自分の親や兄弟だけでなく、子供や孫まででてくるのが面白いですね。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 1998年12月17日)
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