伝染病に罹って徐々に壊れていく… 「かゆうま」
「かゆうま」 とは、人が何かの伝染病のウィルスに感染し、少しずつ壊れてゆく…人間としての体だけでなく、精神や形そのものが崩壊してゆく状態 (ゾンビ化 する) を表す言葉です。
元ネタ は ゲーム なのですが、それが転じて、ニュースなどで伝染病や食中毒の事件などが報じられると、掲示板 などに定型反応として 「かゆ、うま」 と書き込んだり、インフルエンザや風邪で寝込んだ時に、「かゆい、うまになってます」…みたいに使ったりもします。 ちなみに 「かゆ、うま」 と 「かゆい、うま」 は同じ意味で、ゲームの機種・バージョンによって文字が微妙に違っているだけ (初期のバージョンでは 「かゆ うま」 だった) とされています。
ゲーム 「バイオハザード」 の飼育員の日記から…
語源・由来ですが、カプコンの大ヒットしたホラーアクションアドベンチャーゲーム、「バイオハザード」(BIOHAZARD/ PS版として 1996年3月22日発売) に登場する飼育員の日記の記述 「かゆ うま」 が、その元ネタとなっています。
この日記では、何かを飼っている飼育員が淡々と 日常 の出来事を語っていますが、日を追うごとに 「背中が痒い」 など体の不調を訴えるような記述が増えてきて、さらに文章も徐々に壊れてゆきます。 どうやら謎の飼育物から病原菌 (T-ウィルス) を遷されたようなのですが、文章が崩れていって、日記の最後の日に残したのが、この 「かゆ、うま」 もしくは 「かゆい、うま」 だったのでした。
なお崩れてきた日記部分から出た言葉で、比較的使われるものには、このほか、「いったいおれ どうな て」「ねむい ねむい ケリ きた」「うまかっ です。」 などがあり、2ちゃんねる のガイドライン板などで、様々な改変版などが作られることになりました。
生き物危険ババーン!!キャー
ちなみにこのゲーム 「バイオハザード」 シリーズは人気シリーズだけに、ゲーム中のセリフや プレイヤー の プレイ 日記でのフレーズなどがゲーム用語、ネットスラング としていくつも生まれています。
そのうちでも特に有名で 「ネットスラング」 として知られているものに、シリーズ4作目の 主人公 レオンのセリフ、「接近戦ではナイフの方が速い」 なんてのがあります。
また ネット の掲示板で 「Bio Hazard」 という英語は日本語に訳したら 「生き物危険ババーン!!キャー」 みたいなもんだ」 と レス したものが面白いとして広まった、「生き物危険ババーン!!キャー」、その略語 「ババンキャ」 などがあります。 こちらの方は、バイオハザードの ネタ で出てくるのはもちろん、深海生物とか未知の生物ネタ、動物園から動物が逃げ出したなどのニュースがあると、とりあえず貼られる お約束 ネタともなっています。
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