同人用語の基礎知識

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掲示板などに書き込みをする 「レス」

 「レス」 とは、一般的には 「レスポンス」(Response) のことで、英語では 「応答」 や 「反応」 といったような意味の言葉です。 ネット の世界では、掲示板チャット などで他人の書き込みに返事や返信をすること、書き込みをすることなどを 「レス」 と呼びます。

 他の言い方に、「コメント」(コメ) とか、「発言」「返信」「投稿」「書き込み」 などもありますが、基本的に使い方や意味は同じです。 この他、その掲示板なりスレッドなりトピックなりで最初の発言、元発言をする場合には、「アーティクル」(記事)、「トピック」(トピ、トピ立て)、「>>1発言」「スレ立て」 などとも呼びますが、「発言」 や 「投稿」「書き込み」 でも間違いではありません。 ただし 「レス」 とは、通常呼びません。

パソコン通信時代、「ASCII-NET」 あたりから発祥

 「レス」 の語源ですが、初期の パソコン通信 の時代に、ASCII-NET で電子会議室の用語として 「レスポンス」 が登場、後に 「レス」 と略され使われるようになったのがひとつの発端のようです。 さらにその後、NIFTY-Serve などの一部パソ通ホスト局の掲示板 (BBS/ ボード) やログ管理ツールで元発言に対してレス (リプライ) をつけるための 「Res」 とか 「Re:」 などというコマンドが登場。 「レス」 が現在の意味で使われるようになりました。

 ただし、一部で云われる 「レス」=「海外のネットからきた通信用語としての英語 Response の略語」 というのは、ちょっと怪しい感じです。 というのも、似たような使われ方をする 電子メール (E-MAIL) の 「返信」(Re:) との 「混同」 があったからです。

 こちらの 「Re:」 は ラテン語の 「Res」(「◯◯について」 といった意味で、返信のみを指す言葉ではない) を由来とし、「Reply」(リプライ) や 「Response」(レスポンス) との言葉としての関係はありません。 「ASCII-NET」 のローカル用語が他の大手商用ネットの 「RES」(レス) コマンドなどとごっちゃになって一人歩きし、ネット用語として問答無用で定着したような気もします。

膨大な 「レス」 をツリー構造で管理するための 「マナー」 として

 ところでこうした混同や語源の取り違いがネットで生じた原因として、当時多くのパソ通用ログ管理ツールではこの 「Res」「Re」 作法を守って返信すると、参加者全員のコメントがツリー状に構築されて読みやすく使いやすくなるという点がありました。

 パソ通用のログ管理ツールが誕生し普及したのは 「ASCII-NET」 の 「レス」 名称誕生や 「NIFTY-Serve」 で 「RES」 コマンドが登場した後ですが、1990年代前半にパソ通人口が急激に増える中、新しい利用者や参加者に対して 「Re」 や 「レス」 という言葉が 「コミュニティに参加するための常識」、「マナー」 のような存在になっていました。

 ここらが人づてに ネチケット として積極的に教えられる中で、紛らわしい RES や Re: や レスポンス、レスやリプライが 「同じもの」「昔からアメリカでも使われている普通のネット用語」 になってしまったのかも知れません。

レレレのおじさんとか…

 ちなみにレスが複数に渡ると 「Re:Re:Re:Re:Re:」 なんてことになって 「レレレのおじさん状態」 になったり、それを避けるために 「Re:^4」 なんて感じで書く場合もありました (ログ管理ツールに対応してないものがあったため、嫌う人もいました)。 ここらは インターネット の時代になっても、人によっては使っている場合がありますね。

何かを接頭して色々なタイプのレスを表現

 ネットのコミュニティを利用する場合、もっとも頻繁に行うのが 「レス」 でしょう。 それだけに、「レス」 にまつわる言葉には色々なものがあります。

 「レス」 が遅いことを 亀レス、素早いことは 即レス、 ネタ ではなく真面目なレスは マジレス、全てのレスを返すことを 全レス、自分に対する複数のレスの順番を飛ばしたり一部のみ返すことを 飛びレス、他人の会話に横から入ってレスすることは 横レス、内容をよく見ず、反射的に返すレスを 脊髄反射レス、脳筋脊髄レス、他人が自分の考えていたことと全く内容のレスをしている場合に強い同意を示す 念レス などと呼びます。 また、たまたま同じタイミングで同じ内容のレスが続いた時は、結婚 などと呼びます。

 まったく同じ内容の 「レス」 でも、返すタイミングや書き込み方によっては意味や相手の受け取り方が大きく変わる場合もあり、人と人とのコミュニケーションの道具だけに、レスに関する悲喜こもごももあるものです。

レスアンカーで遊んだり、自作自演で炎上したり…

 また自分のレスが誰に向けたものかを分かりやすく発言番号などで明示すること、あるいはその指定を アンカー (安価/ 「Re:」 や 「>>」) などと呼びます。 自分のレスに自分自身でレスすることは 「自己レス」(事故レス)、意図的に他人のフリをしながら自分のレスにレスして議論を誘導することは 自作自演 と呼びます。

 「レス」 をせず読んでいるだけの状態は ROM と呼び、積極的にレスすること、場を盛り上げている人は 「アクティブ」、無視することは スルー などと呼びます。 「ROM ってろ」 とは、「黙ってろ」「レスするな」 というような意味の言葉になります。 「スルーしろ」 もほぼ同じ意味となります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 1998年12月27日)
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