同人用語の基礎知識

オフネタ/ オフ会ネタ

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オフ会に参加した人、しなかった人とで分断発生… 「オフネタ」

 「オフネタ」 とは オフラインネタ という意味で、ネット の世界においては、多くの場合で 「オフ会 の話」 を指します。 そのまま 「オフ会ネタ」 とも呼びます。 オフ会とは、日ごろネットの 掲示板 などで交流している人たちが、実際にどこかの場所に集まって イベント を行ったり参加したり、あるいは飲み会などを開いて対面交流することですが、この話題を掲示板などに 書き込む ことを、それ以外の話題と区別するためにオフネタと呼ぶようになりました。

 この言葉が使われるようになったのは パソ通 の頃からです。 何かと問題や トラブル が生じやすいので、書き込む際には 【オフネタ】 とか 【OFF会ネタ注意】 などと 閲覧注意 を促すタイトルを入れたり、その他の話題の板とは別にそれ専用の掲示板を使ったり、その掲示板を 運営 管理している 公式 の書き込みとそれへのレス以外は禁止とか、場合によっては全面的にオフネタ厳禁というルールが作られることもあります。

参加できなかった人には苦々しいオフネタ

 俗に 「過去ログ読め」 などというように、ネットの掲示板の書き込み内容は、その掲示板や過去ログを読めば全て理解できるものばかりです。 参加者の議論や交流・情報交換のやり取りは全て掲示板の レス を追えば誰でも読めて理解・把握できますし、別の云い方をすれば、ちゃんと掲示板さえ見ていれば 「話が見えなくて仲間外れになる人」 が出ないような場となっています。

 ところがオフ会をやると、対面で話した内容は記録に残りませんし、オフ会に参加していない人にはそこで何があったのか、どんな話をしたのか全く分かりません。 人は直接会うと親交が一気に深まりますし、どうしても参加した人と参加しなかった人とで人間関係に温度差が出たり、溝ができてしまうものです。 その結果、それまで良好な人間関係や 雰囲気 を作っていた掲示板の空気が変わり、雑談が多くなったり、馴れ合い が生じたり、一部の人が疎外感を覚えたり、何かといさかいが起こってしまうことにもなりがちです。 これは オンライン で遊ぶ ネットワークゲーム の人間関係などでも同様です。

オフでの集まりを前提とした場所では取り扱いも変わる

 一方で、そもそも参加者の多くがすでにオフ会などで面識がある場合は、参加しなかった人に報告の形でオフ会レポを行い、喜ばれることもあります。 その時に参加できなかった人も、「楽しそう」「次は参加します」 みたいな流れるになる場もあるでしょう。 またオフラインでの集まりや出会いを目的とした地域密着型のネットコミュニティなどでは、オフネタこそが重要だったりもします。 このあたりはあくまでケースバイケースです。

 インターネット の時代となり、匿名掲示板や mixi といった SNS が広がると、オフ会やオフネタを取り巻く 環境 も変化します。 また実名登録がほぼ必須で閉じたネットワークであるパソ通とインターネットとの違い、個人情報の取り扱いに対する社会的認識の変化もあり、状況はどんどん変わってきています。 とはいえ人と人とのつながりという根本的な部分はあまり変わらないので、それぞれのコミュニティの趣旨に合わせ、参加する人みんなが気持ちよく過ごせるように気に留めておきたいものです。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 1998年12月28日/ 項目の再編成です)
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