風呂上がり、夏の熱帯夜… 「パンイチ」 最高！
「パンイチ」（パンツ一枚） とは、全裸・マッパ で下半身に下着の パンツ だけは着けている状態を指す言葉です。 ふんどし一丁から転じてパンツ一丁とも呼びます。 ふんどしは通常１本２本といった数え方をしますが （広げた場合は枚）、なぜ丁なのかと云えば、ふんどしを身に着けた姿を後ろから見ると、お尻に挟まれて丁の字に似るからというのが有力な説でしょう。 いまは類似の状態をＴバックと呼ぶことが多いのですが、このあたりは丁字路 （ていじろ） とＴ字路 （てぃーじろ） という、形が似た文字ならではのあれな感じですね。
いずれにせよパンイチは、風呂上がりとか夏場の部屋着とか、体や気温が熱い （暑い） 時につい行いがちなスタイルのひとつで （とくに一人住まいだとやりがち）、別に言葉自体も 同人用語 でも おたく用語 なわけでもありません。 これらを総称して 裸族 と呼ぶこともあります。 しかし 同人 やら おたく やらの世界では 「裸＋何か一点のみ着用」 した状態を 「裸〇〇」（裸もの、例えば 靴下 なら 裸靴下） と呼ぶケースが多く、それとは別の日常使いの言葉として認識されてはいるかもしれません。
男性はパンイチ、女性はトップレスみたいな使い分けがあったり
なお男性は一般的に隠すべき部位が下半身のみのため、パンイチでも事足りるという状況が多いのでしょうが、女性の場合は上半身も隠すべき部位とされるため、むしろパンツを履いているというよりブラジャーなりを着用していないとの意味で 「トップレス」 といった呼び方をするケースが多いかもしれません。 また胸を手で隠した場合も手ブラと呼ばれ、あまりパンイチと呼ぶことはありません。 男性向けのおたく・同人用語としても、女性のパンツ （ショーツ） 一枚姿はトップレスやパイ出し、胸露出などと呼ぶ方が多いでしょう。
部屋着としてのパンイチ、あるいはプールや海水浴場における男性の水着のパンツ姿ははともかく、街中など公共の場でのパンイチは軽犯罪法第１条第20号もしくは各地方自治体が制定した迷惑防止条例によって 「みだりな 露出」「卑猥」 として処罰されるケースがあります。 小さな子供の場合、ひと昔前までは夏場の公園などにおけるパンイチや全裸が慣習的に許されるような 雰囲気 もありましたが、現在ではかなり厳しくなっているかも知れません。
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