あっさり死んだり、死にたくなるほどのショックを受けたり 「即死」
「即死」(そくし)とは、もっぱら事故や事件、災害などによってその場ですぐに 死ぬ こと、亡くなることを意味する言葉です。 即時死亡であり、死因に遭遇してほとんど時間的猶予なくすぐに絶命に至ったことを指します。 似た言葉にそれまで元気だった人が急病などで死ぬ急死や突然死、急逝、頓死などがありますが、その中でももっとも猶予なく、かつ外的原因で死亡したケースを指すことが多いでしょう。 どのくらいの時間内なら即死かといった厳密な定義はありませんが、数分以内であれば即死だと見なされるケースが多いでしょう。
一方急死や突然死の場合は、病気などによって容体が急変し24時間以内に死亡した場合を指すことが多いようです。 急逝は原因を問わず前触れもなく突然死ぬことで、言葉にある程度の哀悼の意が含まれます。 頓死も同様ですが、こちらはもっぱら将棋などで相手から 詰み にされた (負けが確定した) ことや、立ち往生する、そこから転じたカジュアルな使い方が多いかもしれません (トン死という語感の良さもあります)。 これらは大手メディアなどでは厳密に使い分けられることもある一方、同じような言葉として扱われることも少なくないでしょう。
人の死は、生物学的に見て誰の目にも明らかなものもあれば、医師による診察 (検死 (検視・検案・解剖) や 死亡確認 によってはじめて医学的あるいは法的・公的なな死だと判明・確定するものもあります。
例えば交通事故で身体が著しく傷ついている場合、極端な例では頭部が首から切断されているような状態は誰が見ても死んでいるものと判断できますし、その原因は首が切断されたことだと理解されるでしょう。 しかしそれを勝手に判断することはできず、普通 は病院へ救急搬送されるなどして医師が診察し、そこで始めて死亡が確認されます。 その場合、一定時間内であれば即死、それ以降は即死状態だったとメディアなどでも報道されることが多いでしょう。
ゲームでは、一撃で戦闘・行動不能状態に陥ることを指します
一方、ゲーム などでは、プレイヤー が操作する キャラ や ユニット が無傷の状態から一撃死したり、一撃で倒された敵を即死と呼びます。 またそのための攻撃は 即死攻撃 あるいは ワンパン と呼びます。 物理的な攻撃名なら即死技、魔法なら即死魔法です。 一方、瞬殺 や 確殺 の場合は、だいぶ言葉の ニュアンス が変わります。
即死攻撃にはもっぱら2つの考え方があり、相手の体力 (HP) を超えるほどの大きな ダメージ を与える場合 (HP が0になり、結果的に即死状態に陥る) と、HP の量や状態に一切関係なく、ダメージではなく死や HPゼロを一撃で与えるという特殊な効果を持つ攻撃です (即死攻撃・HPゼロ攻撃)。 いずれも即死には違いありませんが、それを防ぐための方法には違いがでてきます。
即死はニュース報道などでもよく使われる言葉ですし、意味もシンプル、かつなかなかに 強い言葉 でもあるため、日常 の会話などでも 「なす術もなくその場で死ぬ」 あるいは死ぬほどの悲惨な状態になったとの過剰表現としてよく使われます。 逆に即死はしないが小さいダメージを継続して受けることは スリップダメージ と呼びます。
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
関連する同人用語・オタ用語・ネット用語をチェック

























