作品を買うだけで、自分で作ったりしない人のことです
「買い専」 とは 「買い専門」、つまり自分では 「同人誌」 を作ったり 「同人サークル」 としての活動を一切せず、他人の作った本や作品を 「イベント」 などで買うだけの人のことです。 似た言葉に 「購入専門」 や 「一般入場専門」、 あるいは 「読み専」 なんてのもあります。
また、あるジャンルでは創作活動を行っている 「同人作家」 が、別のジャンルでは 「買い専」「読み専」 という場合もあります。 例えば 「同人ではギャグをメインにやってます、エロは買い専です」 とか、ネットでの創作活動がメインの人 (「オン専」) が、ネットだけでなくイベントにも興味はあるものの作品を作るまではいかず、「オフラインは買い専です」 といった感じです。
作り手と受け手がいてはじめて成立するものだから…
「同人」 の世界では、作り手と受け取り手の境界があいまいで、とりわけ初期になればなるほど、両者は接近しますが、1980年後半あたりから、「一般参加」 の受け取り手、読者の数が増大。 作り手と受け取り手は兼ねることができますが、受け取り専門の人の割合が大きくなりました。
結果、友人知人らに送り手のクリエーターがいる人などは、「俺は絵も文章も描けない」 と卑下して 「買い専」 を自称するケースも多くなっています。 まぁ作品は描く人、それを読む人がそろって完結するものなので、そこまで引け目を感じる必要もないとは思いますが…。
一方で、若いアニメーターなどの就労環境の厳しさ、経済的困窮を見かねて、好きなアニメを作ってくれるアニメーターらの同人誌を応援のつもりで、「お布施」「投げ銭」 の感覚で買い支えているファンもいます。 こういう人たちのいう 「買い専」 も、日本のアニメやマンガ、小説や 「ゲーム」 の世界全体でみたら、きちんと意味のある行動とも云えます。
ただ 「コミケ」 の規模が拡大し、「企業スペース」 なども登場、「金を払ってるのはこちらだ」 と 「お客様気分」 の一般参加者も増えているので、逆にサークル側から侮蔑的に使うケースも出始めているのはちょっと切ない感じですね。


