新聞などのモノクロ写真でおなじみです
カラー写真やうす墨や鉛筆、クレヨンなど、色や階調がたくさんある画像を凸版やオフセット方式で単色 (1色) で印刷する時に行う処理に網掛け (網撮り) と云うのがありますが、網点とは、その処理によって作られる印刷点のことです。
カラーの場合も基本的には同じですが、とりわけ単色の場合、色そのものには情報がないので (紙の色とのコントラストの意味のみ)、新聞のモノクロ写真のようにこの 「網点」(ツブツブ) の大小や密度 (網点密度/ 線数) だけで、複数の階調を濃淡として表します。
同人誌では本文であるモノクロのマンガページなどで使いますが、凸版やオフセット印刷で印刷屋さんにこの処理を頼む場合、別途料金の掛かるのが普通です。 Photoshop などのソフトとパソコンがあれば、簡単に自分で行うことも可能です。
子供の頃、虫眼鏡で印刷面を初めて見ると、軽く衝撃を覚えたりしますね
網点による濃淡の描写は網点の大きさ、密度、および網点の並びの角度が影響します。 1インチ (2.54mm) の幅にいくつ網点があるかを表すのが 「線数」「スクリーン線数」、密度 (濃いほど黒く、淡いほど白くなります) は一般に 「濃度」、一定濃度の網点が並んだ時に網点が互いに干渉して幾何学的な模様がでてしまう (モアレ/ モワレ/ Moir'e と呼びます) のを防ぐための 「角度」 があります。
新聞などのモノクロ写真などの場合は見てすぐにこれらが分かりますが、カラーも当然ながら網点 (CMYKのプロセスカラーの場合は4色の網点が重なって印刷されます) があり、こちらは高品質なものだと、じっくりと虫眼鏡などで見ないと分からないサイズだったりします。
網撮りサンプル
![]() フルカラー |
![]() ハーフトーンスクリーン |
![]() 2階調 網掛け ハーフトーンスクリーン |
ドットゲインにより見た目にも変化が
これらの要素のうちもっとも影響が大きいと思われる 「網点」 そのものの 「太さ」(大きさ) は、原稿の段階で正確に設定を行っても、紙の質やインキ (インク) の性質、さらに印刷機の性能などによって微妙にかわります。 一般的にはインキが染み込みやすい紙や、乾きにくいインキを使った場合に、網点 (ドット) が大きく、また形も不規則になります。
網点がつぶれて太くなるのを 「ドットゲイン」、もしくは 「点太り」、「網点太り」 などとも呼びます。 これは写真やハーフトーンの網点だけでなく、例えば微細なスクリーントーンの描写にも直接的に大きく関わってきますので、印刷所に依頼する場合は、ちゃんと事前にその印刷所で自分が望む紙や同人誌印刷セットサービスなどでどう反映するか、確かめるようにしましょう。
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