本来は 「羞恥プレイ」 の一種、「放置プレイ」
「放置プレイ」 とは、無視されること、相手にされない状態、かまってもらえず放置状態に置かれることです。 単なる 「放置」 ではなく 「放置プレイ」 なのは、この言葉が元々は SM などの世界で使われる性的な行為、「プレイ」 の一種の呼び名だったからです。
本来の 「放置プレイ」 の意味は、例えば裸にされパートナーから縛られるなどして体の自由を奪われている状態で、けれど相手 (パートナー) は何もしてこない…完全に無視されそのままずっと放置状態にされるような 「プレイ」 となります。 場合によっては存在を完全に無視してことさらに他のことをしたり (これ見よがしにテレビを見たり ゲーム をしたり)、あるいは他のパートナーと愛し合ったりして、「放置プレイ」 を受けている人に強烈な疎外感や劣等感を与えたりするケースもあります。
人間扱い、異性扱いされない屈辱と孤独…
性的な場面で、相手が体に触ってきたり、じっと見られるなどするなら、相手はこちらを異性として、あるいは人間として認識し対応していることになります。 ところが裸にされて完全に無視されると、異性としてのプライドや尊厳を踏みにじられますし、また体の自由を奪われたまま無視され続けると、このまま忘れ去られて置き去りにされ、飢え死にでもさせられるのではないか…という恐怖感も出てきます。 具体的に何をするわけではありませんが、体ではなく心、精神を責める加虐プレイとなります。
マンガ など創作物の世界では、あまりの放置に耐えられず、それまで性的接触を拒んでいた女性などが、性的交渉を懇願するような状態にまで追い詰められるような描写をされている場合もあります。 ある種の 調教 とも云えるでしょう。
なお室内で放置するだけでなく、野外で放置するようなプレイ、もしくはそれをモチーフとした作品などもあります。 裸にされ体を縛られたり、卑猥な文字を体に書かれたり (便所の落書き などとも) などして、公園とかトイレ、通路、時には人通りの多い繁華街などに放置したりもします。 この場合は 「羞恥プレイ」 の一種となりますが、当然ながら実際に裸で街中などに放置したら普通に猥褻物陳列罪や公衆わいせつ罪などで逮捕となります。
一体なぜ 「放置プレイ」 という言葉が広がったのか
ところでこの 「放置プレイ」、現在ではむしろ、日常会話の中で 「無視された」「相手にされなかった」「待ちぼうけを食らった」「置き去りにされた」 なんて時に普通に使う言葉として広がっていますね。 本来は 「SM」 の言葉である 「放置プレイ」 が、どうしてこんなにも広く一般でも使われるようになったのでしょう。
これは、深夜のバラエティ番組などでお笑い芸人などが 「放置プレイかよ!」 のようによく使っていたのがそのまま若者言葉として広がったのが原因のようです。 お笑いの世界では、ボケ役がボケた場合にはツッコミ役が突っ込むものですが、演出上ボケ役がボケたのに突っ込まないで無視したり、野外ロケなどで置き去りにするようなオチがあり、そのさまを 「放置プレイ」 と呼んでいたんですね。
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