同人用語の基礎知識

ついカッとなってやった、今は反省している

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直情的・衝動的な犯罪を起こした人の定番コメント

 「ついカッとなってやった、今は反省している」 とは、衝動的な犯罪、暴力事件とか殺人事件などを起こして捕まった容疑者が、警察の取調べなどの際に取調官などに自供などで話す、お約束、定番、常套句のようなコメントのことです。 意味もへったくれもありませんが、読んだ通り、怒りなどの衝動でつい手を出してしまった、殺してしまった…なんて犯行の動機を語る内容になっています。

 こうした定型の自供内容はいろいろなものがありますが、たいていは警察の取調官などが調書を作りやすくするために、半分くらいは誘導尋問的に言葉としてまとめるケースが多いようです。 特別で稀なケース、特異な犯行の場合などを除き、これら粗暴犯罪の動機には、たいして見るべきものもないという感じなんでしょうか。

多分こんな感じに作られる犯行の動機

警官「で、どうしてこんなことをやったんだ、お前は」
犯人「それが…○○が俺の失敗をいちいちあげつらって…」
警官「ついカッとなって犯行に及んだんだな?」
犯人「…はい」
警官「で、今はどうなんだ、申し訳ないと思わないのか?」
犯人「申し訳ないと思ってます…だけど」
警官「今は反省してるんだな?」
犯人「…はい」

 その後記者クラブで 「容疑者は、ついカッとなってやった、今は反省している」 と自供でしゃべっています」 などと警察が発表して、そのままマスコミで報道されることになります。

 なおここでことさらに 「反省している」 の一語が出てくるのは、「反省している=故意があった、あるいは故意ではないが未必の故意や重大な過失はあった」 と、本人が認め本人の口から喋らせる形で引き出す必要があるからです。 これがあると実質的な故意の自供でもあり犯罪として立件するのが極めて容易になるので、取り調べの際はそう誘導するケースが多いようですね。 それを引き出すため、取り調べの際には 「反省を入れると心証が良くなり罪が軽くなる」「反省しないと重くなる」 などといったやり取りもよく聞かれます。

様々なタイプ 「ついカッとなってやった」

 ネット掲示板 などでは、様々なニュースを扱う場所が人気で人もたくさん集まりますが、そうした場で繰り返し繰り返し、同じような紋切り型、定型句のこうしたコメントが出続けるため、いつしか 「また ついカッとなってやった、か」 などと慣れ親しまれ、「イライラしてやった」「ムラムラしてやった」「目立ちたくてやった」 などと、バージョンごとに使い分けたりして、面白おかしく書き込みなどで使うようになりました。

 とりわけ 「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」「どこでもよかった」 は、通り魔や放火犯などで、「ムラムラしてやった」 などは、痴漢や性的犯罪などで多用されるようです。 他にも凶器や犯罪の道具の表現として 「バールのようなもの」「鈍器のようなもの」「目出し帽のようなもの」「黒っぽいシャツ」 なども良く見かけますね。

 さらには捜査当局のコメントとして、「…などと意味不明な供述をしており」「…の発見に全力を挙げている」「余罪について追及していく方針」「何らかの関与がある可能性もあるとみて」「慎重に捜査を進めている」「重大な関心を持って見守っている」 なども、よく使われるフレーズとなっています。

その後、ネットで犯罪者っぽい開き直りでネタを投下する際の宣言にも

 こうした言い回しはその後、何か面白い ネタイラストアイコラMAD動画 など) を自分で作って投下 (どこかへアップロードして、そのリンク先URLを掲示板などに貼る) する際に、「ついカッとなってやった、今は反省している」「つい便乗してみた、今後も反省するはずがない」「○○があんまりかわいいので、ついカッとなって を描いた」 などと宣言して書き込むようにもなりました。

 意味としては、本来の意味である 「激情に駆られて」 のほか、「うっかり」「気が付いたらすでに」 なんて意味になりましょうか。 また 「ついカッとなってやった、今も反省していない」 などとアレンジされたものも多く見かけられます。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2002年2月8日)
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